雪の信州の旅 1 | いつもお腹ペコペコランナー

2/23信州へ行きました。絹遺産をたどります。

ずいぶん書くのが遅れてしまいましたが 雪がいっぱい降って、印象的な旅でした。

 

詳細はこちら

 

前夜から降り続く雪で 何もかも真っ白です。諏訪に来たからには諏訪大社をお参りします。先ず、諏訪大社上社前宮へ。

ここは諏訪市ではなく茅野市でした。

 

賽銭箱にも雪が積もる。

 

御柱 モミの大木です。

 

続いて諏訪大社本宮 神職さんたちが雪かきをしていました。

 

こちらが正面の鳥居。真っすぐ進んで左へ曲がると幣拝殿があります。

 

雪は降り続いています。

 

一之御柱

 

狛犬も雪まみれ。

 

脇片拝殿の屋根の上には硯石。こちらも雪に埋まっていました。

 

布橋を通ります。

 

東の二之鳥居から出ると蠶玉神社。

 

雪を被った双体道祖神、ピッタリとひっついて温め合います。

 

片倉館の庭園です。片倉工業二代片倉兼太郎が福祉施設として建設したそうです。天然温泉大浴場は工女たちも楽しんだでしょう。現在も入浴可能です。大広間では結婚式なども行われるらしい。

 

写真はありませんが、お風呂は広くて、天井も高く、内装もおしゃれでびっくり。2階への踊り場の窓も大きくヨーロッパ風です。

 

2階の休憩室の柱

 

雪景色で、ムードアップ。

細部まで手が込んでいます。

 

会館棟も見学しました。養蚕を天覧されている浮世絵が展示されていました。

 

温まったのですが、また雪の中を歩きます。先ず、諏訪大社下社秋宮へ。お湯のでている手水鉢。

 

拝殿と降りしきる雪。

 

秋宮の建立は立川流の仕事だそうです。春宮造立の大隅流と競ったという話が色々な所に書かれています。

神社仏閣などの装飾彫刻は 宮大工の棟梁が彫刻していた簡単なものから発展し、彫刻専門の宮彫師が分化したのだそうです。初めは大隅流が 後に立川流が栄えたとのこと。下記参照

 

立川流

 

 

御柱祭のマンホールがある下諏訪宿は甲州道中と中山道の合流点です。次は本陣岩波家の見学です。

 

大名の関札。蔵には400枚以上保管されているようでした。

 

案内の女性がいろいろな話を聞かせてくれます。和宮様の行列は50kmに渡り 宿場では4日間行列の途切れることはなかったということです。

 

岩波家の家紋 「滕(ちぎり)」 の付いた長持ち。

 

和宮様は降嫁される時 下諏訪宿本陣に宿泊されました。

出戻りは縁起が悪いとのことで裏門から出発されたそうです。

 

一の蔵 二の蔵 味噌蔵

 

鍵の付いた刀箱

 

 

和宮様の使われたものだそうです。

 

その後、火鉢の置かれた 庭園の見える部屋へ案内されました。

 

真っ白な雪化粧をしたお庭を見ることができてなんと幸せなことでしょう!まるで屏風絵のよう。今日はこんな雪の日でお客様が少ないからと、当主がお抹茶をたててくれました。

 

客畳に座って、和宮様の気分で 可愛い金平糖とお抹茶をいただく贅沢。大興奮です。

 

中山道随一と謳われる 長野県の県宝 泉水石組の庭園です。うっとり夢心地。

モノトーンの世界。

素晴らしかったです。

これらの感動的な行程はすべて 我が家の隊長の計画です。岩波家は明治には養蚕業を営んでいた時期もあり、26代当主の妹は片倉家に嫁いだそうで、絹遺産として訪れました。

 

とても栄えた宿場町、問屋場跡には人々が生き生きと行き交う姿が描かれていました。

 

中山道

 

 

次は諏訪大社下社春宮。まだまだ雪は降り続く。

こちらは大隅流

巨大な賽銭箱

素晴らしい彫刻が拝殿の中にも

 

 

二の御柱。

 

諏訪大社下社春宮下馬橋。今では車が脇の道を入っていきますが 昔は殿様でもここで下馬したそうです。

 

まだまだ続きます。

 

 

            上座にて皇女も見ざりき冬景色