うらみわび

ほさぬ袖だに

あるものを

けがれといわれ

名こそ朽ちけれ



わたくしのことなど
想ってもいないに
君の事を想うとなみだが
でちゃうのに
そのうえ
逢うと汚れちゃうとか
言われたら
ほんとうにわたしの
名前など
くさって朽ちちゃうわ

原歌 百人一首より
恨みわび
ほさぬ袖だに
あるものを
恋に朽ちなむ名こそ
惜しけれ   
     相模