IfやSelectCaseの練習に入る前に、一緒によく使われる演算子をご紹介いたします。
A=B AとBは等しい
A>B AはBより大きい
A<B AはBより小さい
A>=B AはB以上
A<=B AはB以下
A<>B AとBは等しくない
A AND B AかつB
A OR B AまたはB
A Like "*B*" AはBを含んでいる (Bの前後に文字が入っていても該当する)
A Like "*B” AはBを含んでいる (末尾Bの前に文字が入っていても該当する)
「*」はワイルドカードと呼ばれており、 あいまい検索したいときによく使います。
東京23区かどうかを調べるプロシージャを使って、 ワイルドカードを試してみましょう。
A列に東京都の市区町村を入力し、B列に23区かどうか評価を入力します。
Sub 東京23区()
Dim 行 As Integer
Dim 上端 As Integer
Dim 下端 As Integer
上端 = 2
下端 = 63
For 行 = 上端 To 下端
If Cells(行, 1) Like "東京都*区" Then
Cells(行, 2) = "○"
Else
Cells(行, 2) = "×"
End If
Next 行
End Sub
Dim 行 As Integer
Dim 上端 As Integer
Dim 下端 As Integer
上端 = 2
下端 = 63
For 行 = 上端 To 下端
If Cells(行, 1) Like "東京都*区" Then
Cells(行, 2) = "○"
Else
Cells(行, 2) = "×"
End If
Next 行
End Sub
"東京都*区"とすることで、「東京都」で始まり「区」で終わっているものだけに○を付けることができました。
不等号などの演算子は、次回の練習問題で使ってみましょう

これらの演算子の他にも、If や Select Case と相性のいいVBA関数もありますので、また別の機会に紹介させていただきますね

お疲れ様でした
