本題に入る前に、構文の復習をしましょう

どんな形だったか覚えていますか?
Sub ○○()
オブジェクト.メソッド
オブジェクト.プロパティ=値
End Sub
でしたね

今回はメソッドに選択「Select」を使いましょう。
ですので、Subプロシージャ名「○○」は「セルの選択」にしましょうか。
それでは本題に行きましょう



これから出てくるオブジェクトの後ろに 「.select」 をつけて色々試してみてくださいね。
①セルを指定する際にはCellsかRangeを使用します。
Cellsはシンプルに
Cells(行番号,列番号)
例:Cells(10,2).Select
↑B10のことです。
です。 単一のセルを指定する時に使います。
1つずつ縦方向、 横方向にセルを見ていくときには、行番号や列番号を1ずつ大きくしていけばいいので、 とても便利です。
詳しくはFor Next構文の回で練習します。
Rangeは単一のセルを選択する時にも、範囲を選択する時にも使えます。
単一のセル Range (“B10")
範囲 Range("A1:D4")
Range(Cells(1,1), Cells(4,4))
②行を指定する時にはRowsかRangeを使用します。
Range ("2:3")
Rows(2)
Rows (“2:3")
③列を指定する時にはColumnsかRangeを使用します。
Range (“A:B")
Columns(1)
Columns (“A:B")
上記の例以外にも指定の仕方は多数ありますので、その時に応じて最適なものを選びましょう。
ちなみに、入力していて気付いた方もいるかと思いますが、
アルファベットを小文字で入力しても、 改行のタイミングで頭文字が自動的に大文字に変換してくれます。
逆に、 変換されるはずのところが小文字のままのときは、 綴りが間違っているかもしれません。
確認してみてください。
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例題②
例題③
例題④
例題⑤
選択されたセルはどのように表現できるでしょうか?
一つに限らず色々試してみてくださいね

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回答例①
Cells(3, 6).Select
Range("F3").Select
回答例②
Range("B3:E7").Select
Range(Cells(3, 2), Cells(7, 5)).Select
回答例③
Rows(6).Select
Range("6:6").Select
Rows("6:6").Select
回答例④
Columns("C:E").Select
Range("C:E").Select
回答例⑤
Range("B:B,D:D,F:F").Select
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お疲れ様でした
思った通りの場所を選択できるようになりましたか
次回は事務作業でよく使いそうなメソッド(動作)についてです。