※自宅で使用しているのがExcel2019なので、もしかしたら、会社で使用しているものと画像が異なるかもしれません。
大きく違いそうなところは都度補足します。
それではマクロを組むための準備をしていきましょう

今回は3本立てです。ちょっと長くなります。
①開発タブの表示
②VBE画面の説明
③マクロ有効化(セキュリティセンターの設定)
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①開発タブの表示
まずはマクロを編集する場所、 開発タブを表示します。
リボンと呼ばれるところの隙間 (何もない所)で右クリック→リボンのユーザー設定をクリックしましょう。
つづいて、Excelオプションのリボンのユーザー設定が表示されるので、
開発にチェック→OK
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②VBE画面の説明
画像のように開発タブが出てきたでしょうか?
そうしたら、 開発タブの中の 「Visual Basic」 を押してください。
ここはVBE画面と呼ばれていて、いくつかのウィンドウから構成されています。
コードウィンドウ (右)
今はまだ表示されていませんが、マクロのコードを書く場所です。
プロジェクトエクスプローラー (左上)
マクロやその他諸々管理するウィンドウです。
この勉強部屋では、のちに登場する標準モジュールを主に使います。
プロパティウィンドウ (左下)
モジュール名(マクロのコードを書いたシート名)を変更できます。
次に、マクロのコードを書くシートを追加してみましょう。
新しいモジュールを追加する時は、プロジェクトエクスプローラー(左上)のモジュールを追加したい「VBAProject(今開いているエクセルブックの名前)」の中で右クリックします。
挿入→標準モジュールを選びましょう。
そうすると、プロジェクトエクスプローラー (左上)に
VBAProject (ファイル名)→Microsoft Excel Objects 標準モジュール→各モジュール(Module1, 2,...)
と、階層的に表示されます。
モジュール名を変更したいときは、各モジュール(Module1, 2,...)をクリックして、
プロパティウィンドウ(左下)の(オブジェクト名)の右側に入力すれば変えられます。
コードウィンドウの表示を違うモジュールに切り替えるときは、クリックではなく、ダブルクリックします。(後々、複数のモジュールを扱うようになると、使いますので、覚えておいてくださいね!)
モジュールを消したい場合は、
削除するモジュールの上で右クリックします。
Module1 (モジュール名)の解放をクリックして、「削除する前にModule1をエクスポートしますか? 」では「いいえ」を押してください。
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③マクロ有効化
今、実際にVBE画面を開いているなら、一旦マクロ有効ブックとして保存してみましょう。
「名前を付けて保存」で、ファイルの種類を「Excelマクロ有効ブック」に変更します。
一度そのファイルを閉じてから、再度開いてみると、 「セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」 と出ると思います。
コンテンツの有効化をクリックすれば、マクロが有効になりますが、
毎回クリックするのは面倒くさいという方は、 設定を変える必要があります。
開発タブを出した時のように、リボンの何もないところで右クリックして、「リボンのユーザー設定」を選択してください。
トラストセンター→トラストセンターの設定を順に押しましょう。
画像では「トラストセンター」になってますが、バージョンが異なると「セキュリティセンター」の場合があります。
次に、マクロの設定→「すべてのマクロを有効にする」→OKです。
ファイルタブから、オプション→セキュリティセンター→セキュリティセンターの設定→マクロの設定→「すべてのマクロを有効にする」でも設定できます。
「推奨しません。」とも書いてありますので、心配な方は、 「信頼できる場所」にある場所にブックを保存します。
信頼できる場所→どれかパスを選んでOKです。
新しい場所を追加することもできます。
この設定をすれば、 セキュリティの警告は表示されなくなるはずです。
以上で、マクロを使うための準備が終わりました。
お付き合いいただきありがとうございました

次回は「マクロの記録」 を使って、 VBAのコードを見てみましょう。