手相
みくたんの習い事へ行く途中で、市の催しごとが行われていました。
露店のようにお店が並んでいて、似顔絵屋さんや雑貨屋さんがあり、その中に手相占いがありました。
早くついてしまってうろうろと眺めていたら「お子さんに向いているもの見ます」みたいなフレーズの紙が貼ってあって、うさんくさいと思いつつ、すごく気になって。
実は、みくたんの習い事、今のままでいいものか悩んでいて。
周りから「ダンスが上手だから、そっちの方伸ばしてあげた方がいいよ」とか「踊りのセンスがすごくいいよね」とか言われ続けて、重い腰を上げてこどもミュージカルというバレエやジャズ、発声練習も取り入れてくれている教室へ通うことを決めたわけです。
みくたんも楽しそうにやっているし、やっぱりダンスは大好きみたいなので、安心していたのですが、最近になって「バレエがしたい」とか「ピアノをやりたい」とかいいだして。
ただ、その理由が「友達もやっているから」というもので、本当に自分がやりたいものでなければ続かない、そういう理由ではやらせてはあげられないと断ったわけですが・・・
実際、今の習い事は私が周りの声を元に決めてしまったようなもので、本当にこの子に合っているんだろうか？と心配になってきたところだったのです。
今している歌の練習もどっちかといえば「音痴？」って感じもするし、体を動かすなら、チアとかの方が・・・とか迷いに迷っていたのでした。
それで、今日の習い事の間中ずっとあの手相の張り紙のことが気になって、行ってみたのです。
悪い事を言われたら、信じなければいいし、よければそれでいい。
そんな気持ちでいきました。
あまり情報は与えず、本当にいい手相占い師さんか見極めよう！位の気持ちでいったんですが・・・まさかまさかでした。
まず、みくたんから見てもらったのですが、
占「えっと、まずこの子は人に感情を出すのがあまり上手ではありませんね？」
思わずドキッとしました。
確かにみくたんは感情を表に出すのが上手でないとゆうか、私の子供の頃にそっくりで、「よい子」と言われるのが好きで、その仮面をつけてたゆえに感情を表に出すということがなかったのです。
占「あと、結構人とトラブルが多いかも」
これはショックでした。
来年、小学校入学を控えて人とのトラブルが多くなるとゆうのは。
一気に心配になりました。
占「あと・・・これは、とても家族に気を使っている子ですね。」
いわれた瞬間、「私のせいだ」って思いましたね。
日によってとゆうか、疲れ具合によって対応が違ってしまって、いきなり怒ってしまったり、いけない！と思って優しくしたり。
きっと、顔色を見ながら生活してしまっているんでしょう。
まさに、子供の頃の私と一緒・・・。
占「あと、お父さんと仲が・・・良くないのかな？」
あっちぃとはすごく仲良しとゆうか、唯一自由でいい子でいなくてもいい場所として楽にしているように見えたので、
私「いえ、どちらかと言えば、私との方が・・・」
というと、
占「きっと、お母さんともっと仲良くしたい、一緒に居たいという気持ちがお父さんにいっているんじゃないでしょうか？本当はお母さんと居たいけれど、お母さんは今は大変そうだからとか気持ちを押し込めてお父さんへ愛情を求めてるのでは？」
もう、当たってるわショックだわで、呆然でした。
あとはみくたんは理数系の手相で、更に二種類の事を同時にすると良いとのこと。
例えば、日本語と英語というように、一緒におぼえていくとどんどん伸びるそうで、でもあまり英語に興味が無い私・・・というか、続けないと忘れてしまうと言われている英語を今からやっていって将来どれだけおぼえていられるだろう？と思ってしまっていて、黙っていると、
占「あとは、そろばんやパソコンにも向いていますね。」
これにも思わずドキッ！
パソコン関係の仕事をしていた両親の元で育っているみくたん。
パソコンにはもちろん興味をもちはじめていて、さらに、私がそろばんをしていたこともあって、そろばんにもとても興味を持っていたから。
でも、それはいわずに続けて私の手相を見てもらうことに。
すると・・・
占「あら、すごく二人とも似た手相です。お母様も好き嫌いがはっきりしていて人間関係にもいろいろあったでしょうが、ただお母様の方が慎重派なので、この子の方が心配ですね。そして、お母様も理数系に向いてらっしゃる。パソコン系のお仕事なんかされるといいのでは？？今は何かされていますか？」
私「パソコンで似顔絵を描いています。でも、フリーマーケットなどでアナログで絵を描くことも視野に入れているんですけど・・・」
と、私自身は名前からもパソコン系や先生とゆう職業、あと自分で起業したりすることに向いていると前から言われていたので、この占い師さんは当たりだなと思いました。
占「視野を広げていくことは良い事ですが、胃腸関係、大丈夫ですか？できたら今のまま家でパソコンを使ってお仕事をされていった方が良いと思います。」
なんだか一気に目標を失ってしまった気がしたけれど、アナログが向いていないのも薄々分かっていたし、最後の一押しをしてもらったようですっとした。
そして、健康についての話になったのでパニックの話も少しして、娘が自分とそっくりなので私と同じようになってしまわないか心配で・・・という話をしていたら
占「今のご自分をかえる必要はありません。むしろかえようとすることがストレスになって、良くない方向へいってしまうので、今のままの自分をうけいれて、子供へもっと尽くそう、目を向けよう！とするのではなくて、気持ちを向けてあげるようにしてあげてください」
っていわれた。
確かに、かわらなきゃかわらなきゃと思うことはよくないとカウンセリングでもいわれていた。
ちゃんと自分をうけいれて、はじめて前へ進めると。
自分はこういう人間なんだと。
でも、私がかわらないで、子供に気持ちを向けるって難しい気がするんだけど・・・。
自由でいたくて、いろんなことが面倒くさくて、子供の遊ぶのだっておざなりで、子供に顔色うかがわれているような私がかわらないで気持ちだけ子供に向けるって、どうやってしたらいいんだろう？
その部分はきっと自分で考えるべき部分だろうから聞かなかった。
けれど、すんごい課題もたされた気がして頭がふくれあがっちゃった（－－；
占「あと、とてもストレスがたまっていてすんごいお疲れ～って感じですよね？」
もう、大当たりだった・・・。
最初にそれ言われてたら「誰にでも言うんだろうなぁ」とか天邪鬼に思ったんだろうけど、いろいろと当てられてしまって、今更疑えやしないｗ
にしても、みくたんは芸術のほうのセンスは手相を見る限りではないとのこと。
このまま続けさせるか、それとも信じて語学の方へいかせるか・・・
余計になやんじゃったわorz
私だって全部を全部信じている人ではないから、じゃぁダンスやめましょう！とはならないけれど、もっとみくたんのやりたい事を主張させてあげるべきなのかな？とは思う。
私は、小学１年生で、母親がやっていたからという理由でそろばん教室へ通いだした。
自分の意志だった。
他の子がピアノをやっていてうらやましいと思ったこともあったけれど、今となっては「大人になってからだってできるし」と思えてる。
でも、みくたんが小学生になってちゃんとした意志をもって「やりたい」というものがみつかったらやらせてあげたい。
ちなみに向いてると言われたそろばんとパソコンはどちらも私が教えられる（教える資格をもってる）ので、習いにいかせる気はないけれど、ちゃんと私が教えられるかどうか・・・みくたんが聞く耳をもつのかどうか・・・やっぱり身内に教えるのって難しいから。
あとは、英語。
これは、あっちぃが習わせたいらしい。
一体、何が向いていて、何が役に立つのかなんて、やってみないとわからない。
親は自分が経験してきているから、いろんなことを遮断してしまうから、子供の選択範囲は狭まってしまう。
それをもっと広げなくちゃとは思うだけど・・・難しいですね。
私としてはやっぱり、子供を産んでからでも家でできるような職について欲しいとか思っちゃいますもん。
もっと、親としてじゃなくて一人の人として考えないといけない、相談にのってあげないといけない時期がきてるのかなぁと占ってもらって思いました。
占「似ている手相で、自分と同じ道を辿るのでは？と心配するより、似ているからこそ分かってあげられるって思った方がいいです。これからいろいろあるでしょうけど、一番の理解者がそばにいるってことですから」
この言葉は嬉しかった。
自分に似ているっていわれて最初に心配になるより喜ぶべきだった。
一番にわかってあげられるんだもの。
あとは、大きな心でちゃんと受け止めて、そして変化を見逃さない事。
くは～～～～ぁ 親って大変だぁぁぁ
って思ったのでしたっ。
でも、ダンスが終わって、みんなでお寿司食べに行って
こんなアホなことやって嬉しそうにしてる二人を見たらホッとしたのでしたっ。
（あ、おすし屋さん、バカなことしてすみません。ちゃんと綺麗にしときました）
まだまだ子供でいてくれ！大人にまだならないで～なんて・・・大人のわがままかしら？？
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