二十歳の時、京都に住んでいた
ある時友達が、すごく当たる占い師がいるらしいから一緒に行こうと言うので
楽しみに出かけた
今となっては、それが京都のどこか全く覚えていない
そこは薄暗い喫茶店だった
そこのマスターが占うらしい
2人でカウンターに座ると、今絞ったばかりの
指の跡のついたおしぼりが出た
マスターの後ろの食器棚に
お嫁さん募集中
と言う張り紙がある
気持ちわるぅ と思う
友達が先に見てもらい私の番に
名前や生年月日を書いたか覚えていない
その人はじっと私の手相を見て
あんたは人より早く病気が出て
あっちが痛い、こっちが痛いと
言うようになる
でも、あんたは歳取ったら
ええ女になるでぇ
帰り道友達にバレないように、にやけながら帰った
エヘヘ 私ええ女になるらしい
イヒヒ 私ええ女になるらしい
病気の話など全く気にも止めず
二十歳の女の子はいい女になるには、いろんな人生の苦労を乗り越えなければいけない事も知らなかった
病気は別にしても、私もそこそこ人に言えない苦労もあったと思う
でも、もうシニア世代なのに
まだええ女になっていない!
歳を取ったらボランティアをしなければいけないと人に言われて、慌てて始めてみる
私はそもそも、髪振り乱して人のためにという
気持ちに欠けていると思う
早くいい女にならないと
時間がない
そんな風に思う今日この頃だ![]()