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手書きが創造性を高める科学的な理由
手書きと脳
手書きについて調べたfMRI(MRIを利用して脳や脊髄の活動に関連した血流動態反応を視覚化する方法のひとつ)の研究で、とても興味深い結果があります
ウォール・ストリート・ジャーナル紙で引用されていたその研究では、手書きの教育を受けてきた子どもは、ただ文字を見ていただけの子どもよりも、神経活動が“大人のように”はるかに発達していることが判明しました。
2012年の研究では、手書きのトレーニングは、読む能力の発達に使われた脳の領域を補強することが証明されました。印刷されたものではなく、手で書かれた文字を読むだけでも、脳の様々な領域を使用します。しかし、手書きが効果を与えるのは脳の活性化だけではありません。中略
手書きとクリエイティブなスキル
手書きによる恩恵は、頭の中の創造的なプロセスだけではありません。すぐに使える実用的な面もたくさんあります。自分は視覚的なアーティストだと思っていてもいなくても、頭の中のアイデアを紙の上に表現する精密な機械を持つことにはメリットがあります。
絵に変換することは(どんなラフスケッチでも)問題解決のプロセスに取りかかる素晴らしい方法です。
抜粋しています
その方法の1つは瞑想です。瞑想には心をスッキリとさせる効果があり、私も毎朝15分の瞑想をして1日をスタートさせています。しかし、瞑想して心が一瞬スッキリしても、現実の状況を整理できていないと、すぐに迷いと混乱の嵐の中で苦しむことになります。
瞑想による冷静さは、一時的に問題から離れて「無」になったことで生まれたものに過ぎず、負の感情はすぐに戻ってくると私は考えています。
つまり、瞑想だけでマインドフルを維持するには限界があるのです。だからこそ、私は書くことで思考を整理する「書く習慣」を提案しています。
書く習慣は通勤電車内やカフェなど場所を選ばず行うことができます。
また、先ほど述べたToDoリストのように、すでに身近で行っていることの延長にあるため、瞑想には抵抗がある、なじめない人でも取り組みやすい、万人向けの解決策であるといえるでしょう。
私は、頭を整理してマインドフルになるための現実的な方法が「書く」ことだと実感しています。
書く習慣を実践することで得られるメリットは次のようなものがあります。
・あちこちに意識が分散するのではなく、目の前のことに高い集中力を発揮できる。
・週末は仕事のことを脇に置いて、プライベートを楽しめる。
・ON/OFFの切り替えができ、心身ともに深くリラックスできる。
・頭の中が整理できると無用な不安、焦り、自己嫌悪などによるストレスが減る。
・家族や部下への八つ当たり、イライラすることが少なくなる。
・今を生きている実感が生まれるので生活の豊かさが高まる。
ぜひ、あなたもマインドレスな心をつくり出す心配事・不安を紙に書き出して見てください。
書き出すだけで、マインドフルになっていくはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました