AMGで学ぶ1年生の長編原稿。
AMGを卒業した子の中編原稿。
数日かけて、2本の原稿を拝読させて頂きました。
1年生のほうは、粗さは当然ありますが、それを補ってあまりある勢いがあります。
卒業生のほうは、やはりと言いますか、落ち着いた文体と明確な狙いが読みとれます。
2本とも、ボクなりのコメントをつけさせてもらいました。
あくまでも「野島のコメント」です。
嫌でも「野島の主観」が混ざります。
1年生も卒業生も、自分の「好み」と「文体」をもっています。
少なくとも「好み」はある程度固まっています。
そこを見定めることなく、無遠慮にコメントを書いていいものか、毎回悩みます。
だれだって、懸命に書いた原稿にダメ出しされるのは嫌なものです。
すべての人が、講師のコメントを取捨選択できるわけではありません。
ボク自身、そうでした。
目上の作家に指摘されれば、正直なところ「自分の好みや狙い」に自信がもてなくなります。
幸運なことに、AMGは講師と生徒の距離が近いので、相手の性格をある程度把握したうえでコメントを書くことができます。
それでも完全ではありませんが……。
否定的なコメントにへこみつつ。
迷い、悩み、直しをおこなっていく。
成長するための方法は、ある意味、極めて単純です。
迷い、そして悩む時間を受け入れなければ成長はない、と言ってもいいかもしれません。
コメントを書くたび、毎回々々ちょっぴり迷い、悩んでいます。
ボクのコメントが、ほんのわずかでも書き手の糧になれば嬉しいです。