霧雨の中、テクテク歩いていると。
グゥオオオン!!
腹に響くようなエンジン音が、すぐ横を通り抜けていきました。
お高そうな純白のお車です。
ナンバーは「○○-○○」。
ふむふむ。
覚えやすいな、という並びです。
さらにテクテク歩き、およそ10分後。
今度は、救急車がボクを追い抜いていきました。
さらに5分後。
先ほどの純白車が、他の車と接触事故を起こしていました。
ナンバーが同じだったので、間違いありません。
救急車もとまっています。
すでに警察官もきていました。
どちらに過失があったのかは不明ですが、純白車の運転手と思しき男性が、救急車に徒歩で近づいていく姿が目に留まりました。
自らの足で歩けたのだから、重傷を負ったワケではないのでしょう。
一安心です。
凄惨な事故現場など見たくありませんから。
どんなに気をつけていても、避けられない事態(災難)というものがあります。
最悪の結果になれば、もうどうしようもありませんが……。
それ以外なら、その後に自分がどう行動するかでいろいろと流れが変わってくるはずです。
一寸先は闇。
それでも、たとえ足をとられて転んでも、そのあとは冷静に、そして可能な限り迅速に行動できる人間でありたいな、と思います。
ん~~~。
なかなか難しいですが。