羞恥心物語☆your mind10☆ | 鶴の神Blog

羞恥心物語☆your mind10☆

なんかね、友達が


不思議な居酒屋に


連れてってくれるらしい!!


揚げパンとかあるんだって♪


懐かしさに浸ってこようっと(・∀・)



物語☆your mind10☆



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真夏の太陽が照りつけて


代謝が激しい俺にとっては



自分の意思で汗をコントロール


することは至難の業。









「お仕事終~了♪」








駐車場に向かいながら


携帯をいじると着信が1件。







「江夏…?珍しいな」



そういえば仕事が忙しく


なってから江夏にも



レイにも会えてないし…









子供の空くんは今年小学1年生


だったっけな…。















電話の後に立て続けに


メールが入っていた。



内容はというと















『おい、つるの』









「いきなり怖えな、あいつ。」




『毎日忙しそうで


家族全員で応援してる。



仕事で疲れてるかもしれないけど


久々に飲まないか?


レイも一緒にさ。



時間が空いてるときにでも


連絡してくれ』






「なんか…飲みの誘いなら


もうちょっと楽しそうに

出来ないのかな。




絵文字付けるとかさ…」






変わってないところに


思わず笑みが零れる。



ちょうど少し早く終わったし


江夏のとこに顔を出してから






帰ろうかと思い電話を掛けてみた。























まだ夕方とはいえ


地下の駐車場は人気(ひとけ)が無く



妙に薄暗い。




車へ向かうコツコツ…という


靴の音だけが響いている。











「あっちは忙しいのかなー…」





中々電話に出ないのに首をかしげて


もう一度携帯を耳に当てても




結果は同じ。






メール画面に切り替えようと


携帯を耳から離した









その時だった。



































「やっぱり生きてたか、つるの剛士」



















確実にその声は俺の耳に入り


慌てて振り返ると



そこには誰も居ない。






「気の…せいか?」








疲れているのか。



少し歩いただけで


小さな靴の音でもここでは



倍に響く。





気にしないようにしながら


用件を入力してメールを送信…と。












しかし画面に表示されたのは


『送信できませんでした』の文字。





















「あ…そうだ」






今更、自分が地下にいることに気づき


電波が通ってるはずが無いのに



電話やメールが届くはずもない。







一旦携帯をポケットにしまい


冷静になって考えてみる。










































…にしても、


















さっきの誰だ――――――?