羞恥心物語☆your mind6☆ | 鶴の神Blog

羞恥心物語☆your mind6☆

そうそう!!


昨日は小説書くのに夢中で


羞兄さんと恥坊の会話を


後から知ってちょっとショック!


2人並んでサーフィンでも


されちゃったらもうイチコロよねぇ…誰。


しかも「きびーっす!」なんて


つるの語まで使って仲良しさん♪//



物語☆your mind6☆




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俺は、仕事の合間を縫って


また莢乃さんの元へ行くことを決めていた。





決して深い意味は無く


倒れた俺を看病までしてくれた



命の恩人でもあるわけだ。





…あと、ルイの命日に




出会えたのも何だか

偶然とは思えないくらい


胸の奥がうずうずしてくる。





その姿はルイの生まれ変わりかと


思うくらいに瓜二つで







俺が作りだした幻にしては




ハッキリしすぎていた。

















「なーに難しい顔してるんですか。


なんか僕みたい」






お墓参りが終わったら


のくと会うことを約束していた俺は

その顔を隠すように無理やり


そのへんにあったメニューを眺めてみた。





カフェなんてオシャレな場所を

用意してくれたのは


のくかと思えばつる兄らしい。







昔住んでたとこの近くみたいだけど…










「で、ルイさんには会えましたか?」



「うん、ちゃんと会えた。


俺が辿り着けないとでも思った?」




「電車の地点で凄く心配してました」





クスクス笑いながら

のくはアイスコーヒーを飲み始めた。


その様子を見ながら俺もつい笑ってしまい










「でさ…」






とその日あったことを言おうと

顔を上げた。



「ん、なんですか?」




ストローをくわえたまま

視線だけこちらに向けるのくに


思わず動きが止まる。









『ルイにそっくりな人と会ったんだ』






なんて言っても


信じてくれるだろうか。



それを信じてくれたとしても…


のくはどう思ってくれるだろう。







喜ぶ?悲しむ?





どっちにしてもきっと


複雑な気持ちになるのは

目に見えている。
















今はまだ…このことは




のくやつる兄には言わないでおこう。












今度、莢乃さんにもう1度会って


お礼をした後でも

全然遅くは無い、きっと。











「…雄兄?」





「…え、ごめんごめん。


でさ、のくの言うとおり

着いたのはいいけど少し




迷ったのは嘘でもなくて…」









それから、莢乃さんとのことを


避けながら他愛もない話をして

のくとは別れた。




別に隠すことじゃないのは


自分でも分かっているのに






「相手のため」とは思いながらも


どこか言いだせないでいるのが

本当の原因。



















一度会えばもう心に詰まっている



何かが取れるように


2人にちゃんと話そう。
















そして彼女にはもう会わない。











































どれだけ顔や仕草が似ていても































俺が愛したルイと




莢乃さんは別人なんだから…。