誰が仕組んだ罠…?☆

「何…？

お前まさか緊張してんの？」

真っ暗闇で何も見えない

世界の中で

彼の声だけが響く。

「…もうちょっと

力抜けよな、バカ。

大人しくしてろよ…？」

ぐっと目を瞑り

ドキドキが止まらない。

今までそんなこと

無かったのに…

どうしてこんなに…

意識してしまうのだろう。

「今までのは

練習だったけど

今回は…本番だから」

「は…はいっ!」

「なんで敬語なんだよ。

てか、目瞑るなよ。

目…開けろって」

肩に手が触れる。

もうダメだと

今まで以上に力を入れる。

「そんなんだと

いつまでたっても

゛コツ゛掴めねぇぞ？」

「こ…コツなんて

掴めなくても！///」

「何今更照れてんだよ」

「わ…分かりましたよ

頑張ってみます！

なるべく、目を閉じず

コツを掴んでみせます！」

ムキになった私に

耳元でフッと囁いてきた。

「いい加減俺を

気持ちよくさしてくれよ…」

『バコンッ！』

「だーかーらッ！

ボールをよく見て

腰で打つんだよ。

何回言えば

言う事聞くかな…」

「いつから私は

上地さんの言いなりに

なったんですか！(泣)

もう許してくれませんか？」

なぜかバッティングセンターで

特訓を受けている私。

いっっっつもそう!!

この男の考えてることは

全く、意味不明！

「や、野球なんてできなくても

私は生きていけます！」

「俺が生きていけねぇんだよ」

「だったら上地さんが

やればいいじゃないですか！」

「俺がやっても意味ないの！

できない奴ができねぇと

こっちがスッキリ

しないんだよ…」

「私は十っっっ…分

スッキリしました！

帰りますからね！」

バットを無理やり押しつけて

出口へと向かう私の腕を

ガシッと掴んで

壁にバンッ!!

「何逃げてんだよ…」

上地さんの目が

半端なく恐い。

そして…

「行くなよ、どこにも」

近い。

「それ…は

私の勝手じゃ…ないですか」

「へぇ…

口答えするんだ」

「上地さん…こそ

口答え、するんですね…」

顔が近い！

ギラギラした目のまま

だんだん近づいてきて

鼻先がくっつくくらいの距離に。

息遣いがお互い

感じられるくらいまで。

「さっさとバッターボックス

立てよな…」

「私ばっかり、

…上地さんズルいです！

当たらないだけで

そんなにピリピリして…」

「いつ俺がピリピリしたんだよ。

キムチじゃねぇんだから」

「……今だって

カリカリしてるじゃないですか」

「梅じゃねぇんだから」

…ダメだ。

顔が近い上に

会話が成り立たない!!

この状態だと

逃げられないし…

さっさと打って

ここから脱出しないと!

「…打ちますから!

打ったら帰して

もらえるんですよね!？」

「一生無理だな(笑)

当ててみろってんだ。」

「んな…！

く、悔しい～!!

そこまで言うなら

当てて見せますよ今すぐ!」

絶対、絶対、絶対…

１分１秒でも早く

かっとばして

この目の前のバカ男を

見返してやるんだから!!

さぁ、来い白球!

私の豪快なスイングで

ホームランを……

「…打てなくていい。

一生付き合ってやるよ」

君の背中を見つめてる

この時間が…

１分１秒でも長く

続けばいいのに。

いい加減気付けよ、

なんで俺が

ここまでお前に

関心持ってるか。

苦手だと知ってる

バッティングを

やらせてるかも。

「……鈍いんだよ、ばか」

*END*

雄ちゃん、

お誕生日おめでとう～!

パンパーンヾ(^▽^)ノ♪

今日は朝から

゛レインボー゛からはじまり

雄ちゃんBirthdayで

ウキウキ(*^^*)。

皆さんのブログも

朝からフィーバーで

お祭り騒ぎでしたね!★

アタシも調子に乗って

久々に

小説バキューム!←

どっきどき

ツンデレ雄様の

仕組んだ罠…(^ω^)

お楽しみ頂けた

でしょうか?(^^ゞ

雄ちゃんも32歳を

迎えたことだし、

次はついにあの方が

さたちに!(>_<)きゅん

楽しみだなん～(^ω^)

雄ちゃんはぴばSP

終わりん(*^^*)