気まぐれ気のまま映画日記

気まぐれ気のまま映画日記

暇さえあれば映画!
ジャンル問わず何でも観ます

製作年:2026年
製作国:日本
日本公開:2026年10月16日

監督:西川美和

出演:小八重葵美、二階堂ふみ、羽山由一郎、小林丞之介、岩田龍門、竹野内豊

 

 

 

終戦直後の日本。戦争で音楽家の父(竹野内豊)を亡くした12歳の茅野琴子(小八重葵美)は、進駐軍相手の慰安施設や路上売春が広がり、女性の性的搾取が横行している社会で生き抜こうと、少年として生きることを決意する。一方、かつて琴子が疎開した学校の教師・曽根文美子(二階堂ふみ)は、戦時中に軍国教育に加担していたことを悔やんでいた。

終戦直後の日本を舞台に、身寄りのない少女と女性教師が懸命に生きるドラマ。終戦直後の社会を生き抜くために、少年として生きることを決意した少女の成長と、軍国教育に加担したことを悔やむ教師の再生を描く。メガホンを取るのは『すばらしき世界』などの西川美和。約500名のオーディションから選ばれた小八重葵美と『遠い山なみの光』などの二階堂ふみが主演を務める。共演はドラマ「ガス人間」などの竹野内豊のほか、役所広司、田中裕子、岡田准一。

試写会にて鑑賞。終戦直後の日本を舞台に、身寄りのない少女と女性教師が懸命に生きるドラマ。終戦直後の社会を生き抜くために、少年として生きることを決意した少女の成長と、軍国教育に加担したことを悔やむ教師の再生を描く物語。西川美和監督の作品は今まで幾つか観てきましたが、今までに作品とはテイストが違うように感じました。西川作品でVFXをここまで多用した映画は初めてだろう。何よりも子役の子たちの演技が素晴らしい!主演の小八重葵美ちゃんの演技は、琴子と茂男で表情や仕草が全然違っていて見事でした。

あの時代を生きた子供たちの日常を丁寧に描いた内容でした。瓦礫の街、焼け跡の匂い、食べ物のない日々。そうした背景が子供たちの視点から自然に描かれていることで戦争の残酷さがより静かに、より深く胸に迫ってきました。「火垂るの墓」を思い出す内容。戦争孤児にスポットを当てた本作。時代に翻弄され、戦争に翻弄され、大人たちに翻弄された子供たち。身寄りもなく、名前を失い、家族を失い、居場所を失い、それでも生きようとする姿は見ているこちらも苦しくなるくらい。当時の社会が女性に向けていた厳しさや偏見、そして子供たちが生き延びるためにどれほどの選択を強いられていたか…。琴子はずっと孤独や恐怖を抱えながら生きていたけれど、それでも彼女の周りには助けてくれたり想ってくれている友達や先生、老夫婦がいたことが救いでした。

二階堂ふみ演じる教師の曽根文美子の存在もまた重要。軍国教育に加担した過去を悔やみ、子供たちを守ろうとする彼女の姿は戦争が大人たちに残した傷と後悔を象徴しているようでした。彼女自身の行動は、子供たちの未来を守るために大人ができることを表現していたと思います。

 

登場人物の中で悪人は誰かと聞かれると、誰が悪いとは言えない。この作品が伝えたいのは誰が悪いとかではなく、戦争孤児がいた事実。戦争の犠牲になるのは、大人の犠牲になるのは、いつの時代も子供たちということを忘れてはいけない。そして「わたしの知らない子供たち」というタイトル。私たちが知らないまま過ぎ去ってしまった子供たちの人生が確かに存在し、彼らが生き抜いた日々があったという事実を忘れないこと。それがこの作品が伝えたいメッセージなのだと思います。

 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2026年
製作国:日本
日本公開:2026年10月9日

監督:藤井道人

出演:横浜流星、広瀬すず、松村北斗、中村アン、濱田岳、尾野真千子、木村佳乃

漫画家になる夢を持つ高校生・青埜櫂(横浜流星)は、京都から瀬戸内海に囲まれた今治の小さな島に越す。島の高校に転入した櫂は、そこで生まれ育ち大好きな刺繍を仕事にするという夢を抱く井上暁海(広瀬すず)と出会う。孤独を感じていた櫂と暁海は惹かれ合い、恋に落ちるが、それぞれが抱える問題に翻弄されていく。

瀬戸内の島を舞台に、ある男女の運命的な恋を描いた凪良ゆうの小説を実写化したドラマ。親の問題に悩む少女と島に越してきた少年が出会い、さまざまな壁にぶつかりながら愛情を深めていく15年間を描く。メガホンを取るのは『新聞記者』などの藤井道人。『国宝』などの横浜流星、『宝島』などの広瀬すずらが出演する。

待ち望んでおりました藤井道人監督の最新作。原作は未読。

瀬戸内の島を舞台に、ある男女の運命的な恋を描いた凪良ゆうの小説を実写化したドラマ。親の問題に悩む少女と島に越してきた少年が出会い、さまざまな壁にぶつかりながら愛情を深めていく15年間を描いた本作。瀬戸内の海の風景がとても綺麗でした。

 

高校生の青埜櫂と井上暁海。家庭の悩みを抱え、島という場所によって苦しむ2人。島という閉じた環境は、2人にとって安らぎであると同時に、逃げ場のない現実でもあるように見えました。親の問題、地域社会の目、経済的な不安、夢と現実の落差。どれも一度は誰かが経験するような普遍的な痛みでありながら、島という舞台がそれをより濃く、より切実に浮かび上がらせていました。櫂と暁海が惹かれ合うのは孤独という同じ境遇に置かれたからだと思いました。15年間を135分に上手くまとまっている印象。さすが藤井監督。

誰かと一緒にいても、離れていても、島に残っても、上京しても、夢が叶っても、人はずっと孤独を抱えているのかもしれない。その孤独を埋めるために、金に溺れ、快楽に溺れ、大切な人を傷付けてしまうのかもしれない。物語が進むにつれ、2人はそれぞれの道を選び、離れ、傷つき、戻り、また離れていきます。“不幸”も“正しさ”も誰かが決めるものでもない。その過程で描かれる“正しさ”がこの映画の大きなテーマのひとつでした。社会が求める正しさ、家族が望む正しさ、島の人々が押し付ける正しさ。そうした外側の基準に合わせようとするほど、櫂と暁海は自分自身を見失っていく。けれど遠回りを重ねた先でようやく気付くのは、正しさとは誰かに決めてもらうものではなく、自分が選んだ道を自分で肯定できるかどうかだということでした。

愛されたこと、愛したこと、傷つけたこと、傷つけられたこと。成功も挫折も体験したからこそ、人って本当に大切なことは何なのか気付ける。櫂と暁海が最後に辿り着いた場所は自分の選んだ道を自分で肯定できるような場所に見えました。

 

人間関係、男女の考え、親子関係、閉鎖的な田舎社会、LGBT、孤独など様々なテーマが描かれています。どのテーマも誰かを悪者にするためではなく、そこに生きる人々の複雑さをそのまま受け止めるように描かれている。藤井監督らしい、弱さを弱さのまま肯定するような作品でした。

 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2026年
製作国:アメリカ
日本公開:2026年10月9日

監督:ベン・アフレック

出演:ベン・アフレック、ケリー・ワシントン、ジリアン・アンダーソン

 

アメリカ・ロサンゼルスの次期市長候補として有力視されるマーク(ベン・アフレック)は順風満帆な生活を送る中、愛する息子が誘拐されてしまう。わが子を取り戻すため身代金を用意しようとするも、選挙活動に多額の資金を投じていたことから調達は難航し、徐々に妻(ケリー・ワシントン)との関係もきしみ始める。追い打ちをかけるように、これまで築き上げてきたキャリアを失いかねない秘密が暴かれそうになり、マークは追い詰められていく。

オスカー受賞作『アルゴ』などのベン・アフレックが監督・主演を務めたクライムサスペンス。アメリカ・ロサンゼルスの次期市長候補として順風満帆な日々を送る男が、息子を誘拐されたことで平穏な日常を失っていく。アフレックふんする主人公の妻を『ラストキング・オブ・スコットランド』などのケリー・ワシントンが演じるほか、ジリアン・アンダーソン、スティーヴン・ユァン、ルイス・ヘラルド・メンデス、アドリアーナ・パスらが出演する。

アメリカ・ロサンゼルスの次期市長候補として順風満帆な日々を送る男が、息子を誘拐されたことで平穏な日常を失っていくクライムサスペンス。ベン・アフレックが監督・主演を務めています。市長選に出馬する主人公マーク、不倫している妻、謎の交渉人の女、夫婦の元で働く家政婦、不法移民である家政婦の夫、そして誘拐される息子…。なんだか色々詰め込み過ぎ感。誘拐された息子を救出するためにマークたちが奮闘するのだけど、交渉人の女や誘拐犯の正体、目的が明らかにされないため伏線回収もされないというモヤモヤ。不法移民のラモンは素人のはずなのに一撃で敵を撃てたのは何故だろうか?怪しい人物がたくさん出てきたのに、絡みもなく終わってしまったのは勿体ない。

結局、世の中は嘘と金なのかと思わせてくれる映画でした。

 

この作品の評価……★★★☆☆(満点は★5)

製作年:2025年
製作国:日本/アメリカ
日本公開:2026年2月27日

監督:HIKARI

出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマン・シャノン・眞陽

 
 
歯磨き粉のCMに出演したことをきっかけに人気俳優になったものの、いまは東京に暮らしながら細々と俳優の仕事を続けているフィリップ(ブレンダン・フレイザー)。薄暗いマンションの自室で晩酌をするのをささやかな楽しみにする彼のもとに、「レンタル・ファミリー」の会社を経営する多田(平岳大)からある仕事の依頼が届く。それは顧客の要望に合わせて家族のような役割に徹するというもので、フィリップは依頼を引き受ける。
『ザ・ホエール』などのブレンダン・フレイザーらが出演のドラマ。東京に暮らす売れない外国人俳優が、家族を「レンタル」する会社で働き、さまざまな役割に徹する中で自分を見つめ直す。メガホンを取るのは『37セカンズ』などのHIKARI。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』などの平岳大、ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」などの山本真理、『少年と犬』などの柄本明のほか、ゴーマン・シャノン・眞陽らが出演する。
東京に暮らす売れない外国人俳優が、家族を「レンタル」する会社で働き、さまざまな役割に徹する中で自分を見つめ直す物語。

派手な事件や劇的な展開があるわけではないけれど、人間の優しさを丁寧に描いた作品でした。レンタル彼氏・レンタル彼女という言葉は耳にすることがあっても、その仕組みや需要がまだ馴染みが薄く、最初はどこか奇妙にも感じられました。しかしストーリーが進むにつれて人々の孤独や事情が少しずつ見えてきて、単なるサービスではなく誰かの生活を支えるための役割であることに気付かされました。

 

依頼者の家庭に入り込み、父親や親戚として振る舞う彼らは、時に暴言を浴び、時に殴られ、時に理不尽な要求を突きつけられる。それでも仕事を続けるのは、依頼者が抱える痛みや孤独を埋めるためにレンタルファミリーが必要とされているからなのだと思います。偽物の家族であっても、そこに本物の感情が生まれることがある。逆に本物の家族であっても、うまくいかないことがある。嘘が誰かを救うこともあるし、真実が誰かを傷つけることもある。その複雑さをこの映画は描いているのだと感じました。

 

外国人であるフィリップが日本で働く上での偏見もリアル。彼が日本の文化や生活に触れながら、少しずつ自分の居場所を見つけていく姿がとても素敵でした。日本の生活や人々の優しさが彼の孤独を少しずつ埋めていくように感じられました。

ブレンダン・フレイザーの抑えめの演技は新鮮。そしてミアちゃん役の女の子の演技も素晴らしく、フィリップに向ける小さな信頼を繊細に表現していました。

ただ、母親が娘を良い学校に入れるために「この人が父親だよ」と嘘をつく場面は、やはり引っかかりましたね。娘の未来を思う気持ちは理解できるけれど…。

 

大きな事件は起きないけれど、日常の中にある優しさや痛みを丁寧に拾い上げ、日本の文化や生活の美しさを再認識させてくれる作品。偽物と本物の境界、嘘と真実の価値、家族とは何かを描いた映画だったと思います。

 
郷に入っては郷に従え
 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2025年
製作国:リトアニア/アメリカ
日本公開:2026年10月16日

監督:マット・ウィテカー

出演:ユアン・ホロックス、ファーディナンド・マッケイ、ダフ・トーマス、ナイ・オコモア

 

 

 
1941年、第2次世界大戦下のドイツ。自身が通う教会でナチスドイツ政権への服従を誘導された16歳のヘルムス・ヒューブナー(ユアン・ホロックス)は、ヒトラーの圧政に疑念を持つ。ユダヤ人迫害をきっかけに、禁止されていた海外のラジオ放送を耳にした彼は、国家が隠蔽してきた戦争の実情などを初めて知る。
第2次世界大戦下のドイツでレジスタンス運動に身を投じた16歳の少年を描くヒューマンドラマ。実在したヘルムス・ヒューブナー氏をモデルに、10代の少年が仲間たちと共に危険な反ナチス運動に身をささげる姿を映し出す。監督などを手掛けるのは『極寒激戦地アルデンヌ ~西部戦線1944~』などの脚本を担当したマット・ウィテカー。ドラマシリーズ「ラスト・キングダム」などのユアン・ホロックス、ファーディナンド・マッケイのほか、ダフ・トーマス、ルパート・エヴァンスらが出演する。
Filmarks試写会にて鑑賞。
 
“真実を語ることは罪なのか?”
実話を基にした作品ということに驚かされました。若干16歳の少年がナチスドイツ政権に歯向かい、世間に真実を伝えようとする若きレジスタンスの物語。チラシ1枚で世間を変えようとする主人公のヘルムス。ヒトラーを批判するなんて死刑にあたる行為。それでも間違っている世の中を正すため、そして大切な友を守るために動くヘルムス。友人や家族が危険な目に合う可能性もあることなど、行動に幼さを感じさせる部分もありますが、恐れることなく自分の信念を貫き通す姿に、見ていてただただ感心してしまいました。いつの時代も、政治が、世の中が間違っていると思ったら声を上げることって大切だなと改めて感じました。
ユダヤ人を殺し、若者の未来まで奪うヒトラーという悪魔は本当に許せない。勝てない戦争を、勝てると思い込ませる洗脳は恐ろしい。
良かった、面白かったという簡単な言葉では片づけられないくらい、重く苦しい映画。エンドロールが終わり、劇場が明るくなってから、ヘルムスのことを考えたら思わず溜息が出てしまいました。この映画で、この真実を知れたことが何より良かったです。
 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2026年
製作国:日本
日本公開:2026年3月27日

監督:中川駿

出演:山時聡真、菅野美穂、南琴奈、田中偉登、西野七瀬

 

小学生のころからバスケットボールに打ち込んできた佑(山時聡真)は、高校2年生の時に女手一つで育ててくれた母・美咲(菅野美穂)が難病を患い、美咲の世話をするためにバスケを辞める。美咲の世話に加えて家事もこなす日々を送りながら、高校3年生になった佑は、東京の大学への進学を望むが、病身の母親を一人にすることはできないとも考えていた。担任から推薦受験を勧められた佑だが、日ごとに体の自由を失っていく美咲の姿を見て、上京したい気持ちを言えずにいた。

人生の転機を迎えた高校生と難病の母親の姿を描くドラマ。病身の母親を置いて東京の大学に進むことに悩む青年が、母親が自分に対して抱く思いを知る。メガホンを取るのは『か「」く「」し「」ご「」と「』などの中川駿。『蔵のある街』などの山時聡真、『近畿地方のある場所について』などの菅野美穂らが出演する。主題歌をMrs. GREEN APPLEの大森元貴が担当している。

病身の母親を置いて東京の大学に進むことに悩む青年が、母親が自分に対して抱く思いを知る、人生の転機を迎えた高校生と難病の母親の姿を描くドラマ。ALSという難病、ヤングケアラーという重いテーマを描きつつも、軸にあるのは親子の絆であったり、息子である佑の夢。たとえ家族であっても介護って愛情だけじゃ乗り越えられないことも多い。難病を抱えた母の美咲と、進学を控えた高校生の息子の祐。2人が過ごす日々は静かで穏やかな時間と、言葉にできない不安が入り混じったもの。ALSは少しずつ身体の自由を奪っていく。母の身体が弱っていく現実を前にして、自分だけが前へ進むことへの罪悪感。夢を追いたい気持ちと、母を置いていくことへの恐れ。その間で悩み続ける祐の姿が見ていて苦しかったです。それでも互いの気持ちに寄り添おうとする姿が作品全体に感じられました。母は息子の未来を願い、息子は母の孤独や痛みに寄り添おうとする。決して完璧ではないし不器用なままだけど、そこに親子の温かさを感じました。なんて優しい映画なんでしょう。

 

祐が自分の人生を選び取る瞬間であり、母の思いを受け止める瞬間でもある面接シーン。そして最後に明かされる90メートルの意味。美咲と祐の想いの長さだったと知った瞬間、泣いてしまいました。距離なんて、90メートルなんて関係ない。どんなに離れていても家族って繋がっている。

 

ほんと、なんて優しい映画なんでしょう。

 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2025年
製作国:アメリカ
日本公開:2026年5月8日

監督:キリル・ソコロフ

出演:ザジー・ビーツ、マイハラ、トム・フェルトン、ヘザー・グラハム

 

 

 
アメリカ・ニューヨークにある超高級マンション“バージル”。セレブが入居するゴージャスなイメージとは裏腹に、その実態は狂信的な悪魔崇拝者たちの巣窟で、住人たちは月に一度、雇ったメイドを悪魔のいけにえにささげる儀式を行っていた。ある夜、新たないけにえとして一人のメイド(ザジー・ビーツ)がバージルにやって来るが、追い詰められた彼女は想定外の反撃に出る。狩られる側だったはずの彼女は、死のマンションから脱出すべく悪魔崇拝者たちを血祭りに上げていく。
悪魔崇拝者が集まる高級マンションを舞台に、悪魔にささげるいけにえとして雇われたメイドの反撃を描くホラーアクション。悪魔崇拝者たちを相手に大暴れするメイドを『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』などのザジー・ビーツが演じ、オスカー俳優のパトリシア・アークエット、『ハリー・ポッター』シリーズなどのトム・フェルトン、『フロム・ヘル』などのヘザー・グラハムらが共演。『とっととくたばれ』などのキリル・ソコロフがメガホンを取り、製作陣には『IT/イット』シリーズなどのアンディ・ムスキエティが名を連ねる。
悪魔崇拝者が集まる高級マンションを舞台に、悪魔にささげるいけにえとして雇われたメイドの反撃を描くホラーアクション。「レディ・オア・ノット」「キルビル」に系統は似ていました。セレブたちが暮らす超高級マンション“バージル”を舞台に、生き別れた妹を探すために潜入したメイドが最悪の事態に巻き込まれていきます。悪魔崇拝者が不死身という最悪設定や、容赦ない殺戮シーンも見応えがあるし、メイドの反撃っぷりが見ていて気持ちいいくらい。スプラッター満載で、ブラックユーモア満載で、ツッコミどころも満載でしたが94分の短い上映時間で上手くまとめあげたと思います。スプラッター・コメディ・アクションに全振りしているところが好き。悪魔側の事情などはハッキリ描かれてはいませんが、それでも何も考えずにストレス解消したい人にはおススメの1本。
 
ハリポタのマルフォイ久しぶりに見れて嬉しかったです。
 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2025年
製作国:アメリカ
日本公開:2026年5月29日

監督:セリーヌ・ソン

出演:ダコタ・ジョンソン、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカル

 

 

 

ニューヨークの結婚相談所で働くルーシー(ダコタ・ジョンソン)は、クライアントの理想や条件をマッチングさせて成婚へ導く敏腕マッチメーカーとして活躍しているが、彼女自身は仕事一筋の独身生活を謳歌(おうか)していた。そんな中、ルーシーはクライアントの兄で投資家のハリー(ペドロ・パスカル)と出会い、彼からの猛アプローチを受ける。その一方で、俳優を目指している元恋人のジョン(クリス・エヴァンス)と再会する。ルーシーは、何もかも完璧なハリーと夢を諦めないジョンとの間で揺れ動く。

『ドライブ・イン・マンハッタン』などのダコタ・ジョンソンらが出演する、婚活をテーマにしたラブロマンス。ニューヨークの結婚相談所で働く女性が、優雅な生活を送る投資家と俳優を目指している元恋人との間で揺れ動く。メガホンを取るのは『パスト ライブス/再会』などのセリーヌ・ソン。『キャプテン・アメリカ』シリーズなどのクリス・エヴァンス、『マンダロリアン』シリーズなどのペドロ・パスカルらが出演する。

ダコタ・ジョンソンが美しすぎる。ニューヨークの結婚相談所で働く女性が、優雅な生活を送る投資家と俳優を目指している元恋人との間で揺れ動く、婚活をテーマにしたラブロマンス。元カレと投資家。どちらもイケメンだけど結婚に大切なのは金か?愛か?というお話。日本人もアメリカ人も、理想を追い求めてしまうのは同じなのか。理想を考えればキリがないけれど、ルーシーのように自分が辛い時やピンチの時に電話をかけてしまう相手こそが、自分が本当に必要な人間なのかと思いました。自然体でいられる存在が一番。自分も完璧じゃないし、相手も完璧じゃないのだから。まぁルーシーのワガママにずっと付き合えるハリーもジョンも男として魅力あると思いますけどね。てかルーシーには親友はいないのか?

 

金持ちのクリス・エヴァンスなら完璧ってことか。いやっ金持ちのペドロ・パスカルもいいじゃん!

 

ソフィの件で血みどろサイコサスペンスの流れになるのかと思ってドキドキしました。

 

色々と勉強になる婚活映画でした。

 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2026年
製作国:アメリカ
日本公開:2026年5月22日

監督:ジョン・ファヴロー

出演:ペドロ・パスカル、シガーニー・ウィーヴァー、マーティン・スコセッシ

 

 

 
帝国が崩壊後、新共和国の統治が行き届かず無法地帯と化した銀河。帝国軍の残党や無法者らは、その秘めた力を悪用しようと身寄りのないグローグーを捕らえようとする。孤高の賞金稼ぎマンダロリアン(ペドロ・パスカル)はグローグーを守ることを決意し、次々と襲いかかる敵に立ち向かっていく。
『スター・ウォーズ エピソードVI/ジェダイの帰還』のその後を舞台に、帝国崩壊後の混沌とした銀河で繰り広げられる冒険を描いたSFアクション。帝国軍の残党たちにフォースの力を狙われる身寄りのないグローグーと、彼を守る賞金稼ぎマンダロリアンが、壮大な銀河での敵との闘いの中で心を通わせていく。監督のジョン・ファヴローや主人公であるマンダロリアン/ディン・ジャリン役のペドロ・パスカルがドラマシリーズから続投するほか、シガーニー・ウィーヴァーらが共演する。

『スター・ウォーズ エピソードVI/ジェダイの帰還』のその後を舞台に、帝国崩壊後の混沌とした銀河で繰り広げられる冒険を描いたSFアクション。帝国軍の残党たちにフォースの力を狙われる身寄りのないグローグーと、彼を守る賞金稼ぎマンダロリアンが、壮大な銀河での敵との闘いの中で心を通わせていく物語。

映画シリーズしか観ていないライトユーザーですが、そんな人でも楽しめる内容でした。グローグーがどんどん可愛く見えてきて虜になってしまった。マンダロリアンとグローグーと親子のような親友のような恋人のような関係がとても素敵。というか2人の絆だけで最後まで魅せる演出。今回は強大な敵は出てこず、ハット・ツインズという小物。ライトセーバーをぶんぶん振り回したり今までのシリーズのような壮大な宇宙の物語を期待しているとガッカリしますが、冒険活劇としてこれはこれで観やすくていいかも。久しぶりのスターウォーズとしてはシンプルだけど良いのではないでしょうか。グローグーの可愛さのおかげかもしれないけど…。

 

なんと巨匠マーティン・スコセッシ監督がキッチンカー店主の声を担当しています。贅沢!

 

この作品の評価……★★★★☆(満点は★5)

製作年:2026年
製作国:アメリカ
日本公開:2026年10月1日

監督:スティーヴン・スピルバーグ

出演:エミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、イヴ・ヒューソン

 

 

 
気象キャスターのマーガレット・フェアチャイルド(エミリー・ブラント)とサイバーセキュリティーの専門家ダニエル・ケルナー博士(ジョシュ・オコナー)という、それまで接点のなかった二人が、ある最高機密を知ることになる。その秘密を全人類に明かそうと動き出した二人に、謎の組織が立ちはだかる。
『未知との遭遇』『E.T.』 などのスティーヴン・スピルバーグが監督や原案などを担当し、人類の存在に関するミステリーとその真実をめぐる攻防を描いたSFアクション。79年間隠されてきた最高機密を知った二人が、秘密を明らかにしようとする中で謎の組織に追われることになる。秘密を知る二人を『オッペンハイマー』などのエミリー・ブラントと『チャレンジャーズ』などのジョシュ・オコナーが演じるほか、コリン・ファース、イヴ・ヒューソン、コールマン・ドミンゴなどが共演する。

人類の存在に関するミステリーとその真実をめぐる攻防を描いたSFアクション。79年間隠されてきた最高機密をめぐる攻防という壮大な設定。ですが実際には宇宙人との戦闘ではなく、人間同士の思惑や葛藤に焦点が当てられた作品でした。予告編の段階では、スピルバーグらしい令和版“未知との遭遇”を期待させる雰囲気があり、宇宙人が地球に侵略してくるタイプのSF大作を想像してましたが、実際には物語の中心は宇宙人そのものではなく、真実を隠したい側と暴きたい側の対立に寄っていて、想像していたストーリーとは全く違いました。

 

宇宙人に関する機密情報は説明がふわっとしていて、その情報の重さを実感する前に物語が進んでしまった印象。マーガレットたちが能力者として選ばれた理由も深掘りされず、テレパシーなのか遠隔操作なのか、その仕組みも曖昧なまま展開していくため少々置いてけぼりになりました。

アクションシーンも銃撃戦や列車に飛び移る場面など確かに見せ場はあるものの、どれも上手くいきすぎてしまい危機感よりも都合の良さが目立っていました。スピルバーグ監督らしい映像の迫力やカメラワークは確かに魅力的なのですが脚本の粗さが勿体ない。

終盤に向かうにつれ、作品が何を伝えたいのかが掴みきれずモヤモヤが残るラストになってしまったのも残念でした。あの後、SNSで情報が一気に拡散され、一般市民がパニックに陥る展開を描いていれば、物語としての盛り上がりや真実が暴かれた世界の混乱がもっと鮮明になったはず。せっかくの設定が十分に活かされないまま終わってしまった印象がありました。

全体としてSFアクションとしての迫力を期待するとガッカリすると思います。人間ドラマとして観るにはキャラクターの背景や動機が薄い。どちらの方向にも振り切れないまま終わってしまったのは惜しいところ。映像は確かにスピルバーグらしい美しさがあり、そこだけは堪能できるのですが、肝心の物語が曖昧なままでした。鉄板だけど“宇宙人とのドンパチ”を求めていた身としては、どうしても物足りなさが残る一本でした。

 

信じるか信じないかは、あなた次第!

 

この作品の評価……★★★☆☆(満点は★5)