北京モーターショー


こんばんは、ペキパパです。
中国の労働節休暇、日本のゴールデンウィークを利用して一時帰国していたため、久しぶりの投稿です。

今回は、4月末に視察した北京モーターショーのレポです。
コロナ禍で中断していた時期もありましたが、中国では北京と上海で交互に国際規模のモーターショーが開催されており、特に欧米メーカーの力の入れ方としては旧:東京モーターショー(現:ジャパンモビリティショー)を今や凌ぐ勢いを持ったモーターショーです。

今回の目玉は、何と言っても3月末に発表されたばかりの小米(シャオミ)初の電気自動車SU7!
日本でも色々とニュースで取り上げられてましたが、展示ブースは実車を間近で見たい参観者がご覧の人だかりでクルマが見えないほど!!

何とか接近して激写…
実は北京市内某所で何度か大掛かりな偽装を施したテスト車両を見かけていたのですが、お披露目されてるそのデザインは、確かにポルシェタイカンに似てる!特に、メインLEDを4つ組み込んだヘッドライトあたりの意匠なんかは、パクリと言われても無理ありませんね笑い泣き

続いてはこちらも黒山の人だかり状態なBYDの展示ブースびっくり
発表後、即市販されるレベルの新型車がBEV・PHEVともにズラリとお披露目。

個人的に推しているEV専業のNIOも、目新しい新型車が無いにもかかわらず沢山の見物者が。
どんだけ赤字を垂れ流そうと、フォーミュラEに初年度から出場し続けたり、コスト高と言われるバッテリー交換式を採用し続ける姿勢は、ベータで我が道を突き進んだかつてのSONYや、平成初期くらいまでのホンダにも通じるシンパシーを感じて勝手に応援しております照れ
この水色のet5tなんかは、日本では絶滅が危惧され、中国でも珍しい存在のツーリングワゴン!これなら、日本で発売されたら乗ってもイイかも…。買わんけど爆笑

さて、お次は創業者の死後、ブランドオーナーが転々となり、今や中国の吉利(ジーリー)傘下となったロータスのブースへ。
そこにはなんと往年のJPSカラーのロータスF1の実車が!しかもマリオ・アンドレッティ車!!ロータスは中国でバカでかいEVを販売しておりますが、先ずはブランド認知を上げる戦略のようです。

こちらも、ボルボのEV専用ブランドからジーリーに資本が大幅譲渡されたPOLESTAR。ポールスターと言っても、北大阪急行の鉄道車両じゃありませんよ、と。

こちらも紆余曲折を経て中国の上海汽車傘下のブランドに下った往年のブランドMG...
私も実際に所有したことがある、オクタゴンバッジのMGがこんな所に…えーん
東南アジア方面への出張で見た限り、上海汽車は国外向けにはどうやらMGブランドを前面に出していく様子。

さて、我らが日本勢はというと…
こちらはトヨタのブースですが、注目度はお世辞にも高いとは言えない様子ショボーン

市販間近な新型EVも展示されてましたが、なんでこう最近のトヨタデザインは…以下略
まあ、深海魚よろしくガバチョと大口を開けたフロントグリルよりはマシかと思いましたが。

お次はホンダ。トヨタより更に閑散としてる…

インスパイアという車名に今更グッと来るのは、私みたいなアラフィフ日本人だけでしょうなぁ。
日本で初代がデビューしたときの『FF縦置ミッドシップ直列5気筒!』みたいな振り切った冒険をホンダには再び期待したいですニコニコ

そしてニッサン。イーブイ版スカイラインを狙ったようなスポーツセダンをはじめ、何タイプか新型EVをお披露目しておりましたが、どれもコレもデザインスタディの域を出ていないレベルで、市販にはあと数年掛かりそうな印象。その数年の間にBYDやテスラ(今回出展せず)から更に置いてけぼりを食らいそう…

5月下旬には上海でフォーミュラEも開催されるので、日本メーカーとして唯一ワークス参戦してる意地は見せておりましたウインク

そして意外というか、大穴だったのがマツダ。
販売前年比ボロボロで生産も縮小とか、暗いニュースだらけだったのが、ブランニューのEZ-6をBEVとPHEVの2バージョンで出展!しかも今年後半には中国で市販開始とのこと。
ジェンダーへの配慮か、はたまたポリコレ対策か分かりませんが、イケメン+美女のリャンメン待ちで上品に?アピール!

昔々のマツダ地獄からよく脱却したなと関心しきりの鼓動デザインは中国でも健在おねがい
セダン不人気の日本では厳しそうだけど、このご時世に直列6気筒エンジン車を導入したり逆張りが当たってるマツダなら、自慢のクリーンディーゼルの他にも、充電不安を補うPHEVや復活が待たれるロータリーエンジンで再び存在感を増す日がそう遠くないかも!?

以上、完全主観の北京モーターショー・レボでした〜爆笑