この記事を書こうとして、落語会に行った過去記事を見て「あれっ?」
4本くらいが書きかけのままになっておりましたチーン
行ったその日に写真だけ入れて下書き保存したまま書けないのが常になってしまったようです。
 
でも、写真はいつもと同じところから。一応は撮りおろしです。

ピンボケになってしまったけど10円パンのお店は健在です。パンが10円なんだか、10円のデザインなのか次に行ったときには見ておかなくちゃ・・・見えにくいけれど、中央の旅行者の左にあるのは10円玉ののぼりです。

「TOKOTON」の緑のタペストリー(っていうかな?)はお正月バージョンでしょうか。

ワタクシもしつこく写しますが、それにしても「勉強せんと・・・」のTシャツは定位置にあります。

角にある「神座」のラーメン
すっかり客足は戻りました。

人通りの多さはこのとおり。

目立つ「串かつだるま」の右側にカステラを売る屋台があって、そういえば道頓堀以外でもカステラ(たぶん丸いもの)のごく間口の狭い店や、車の移動販売をこの頃見掛けるようになりました。
昔から祭りの夜店ではあったものだけれど、このカステラで商売になるのかしら?と思いながら見ると、並んで買っているのはやっぱり旅行者うさぎ
原価率低くて儲かりそうだから、あんなに場所代の高いところでもやって行けるのでしょうね(と書いている私は、ナニサマ?)
 

会場の道頓堀ZAZAのあるビルの入り口にある太郎さん人形。
旅行者4人くらいが太郎さんの前で写真を撮っているのを、この写真にギリギリ入れずに撮れました。

今日も演目はこの通り

開口一番は弥壱さん。
桂 吉弥さんの三番弟子だそうで、もうワタクシの中ではおなじみです。
吉田食堂さんで開口一番を務める若手の噺家さんはホント、レベル高いなぁと思います。
ふぐ鍋、他の噺家さんでも聴いたことがありますが、フグ好きな上方の噺なのかもしれません(「知らんけど」って書いておきます)
 
文菊さん、「いつもは中入前に2席とその後長い噺を1席するのですが、今日は少し長い噺を1席ずつ申し上げます」と。
何かな?と思っているうちにはじまった「厩火事」。
たくさんの噺家さんが演じる話ですが、文菊さんが演じると亭主に惚れ切っている年上の女房のお崎がホントに可愛いです。
噺は、仲人のご隠居のところにお崎が「もう、我慢ならないから亭主と別れます」と駆け込むところから始まるのだけれど、事情を聴いたご隠居がいろいろ噺を聴いてから「それなら、別れておしまい」というと逆ギレしてしまう。
それなら、亭主の心を試してごらんと言われて、あるはかりごとをするけれどご隠居に「あらかじめ アタシの体を気遣うように言っておいてください」なんて頼んだりします。
オチの亭主の言葉は、ワタクシにはいつも「これって、どういう意味なんだろ?」って腑に落ちないものだけれど、それはそれとしてこの女房は結局好きな人とずっと暮らし続けて幸せなんだろうなって、今日の文菊さんのお崎を見ていて思いました。
 
2席目の「文七元結」
これもよく知られた噺で、これまで何人の噺家さんで聴いたかな?とふと思いました。
季節としては冬の噺だと思いますが、文菊さんが次回来てくれるのは2月だから、やはり今回で正解ですね。
どの噺家さんももちろん熱演する噺だけれど、やっぱり文菊さんは名手だと思いました。
「文七元結」は、博打で身を持ち崩した長兵衛が家に戻ると、借金だらけで荒れてしまった家を何とかしようと娘が遊郭に身を売りに行っていたり、その娘が工面したお金を懐に入れて帰る道で身投げをする文七を止めなくてはならない羽目になって50両を投げつけるようにしてその場を立ち去って家に帰ったその翌朝には・・・・とドラマティックな噺です。
 
ワタクシがこの噺で好きなのは、娘が身を売りに行った遊郭の女将。
娘が駆け込んできたときの様子や、その時に聞いた噺をしながら声を詰まらせます。
長兵衛に不心得をこんこんと言い聞かせ、長兵衛が立ち直るために必要という50両をポンと工面していうには「おひさ(娘)は来年の大晦日まで私の手元において、お茶でもお針でも一通りのことは私が仕込んで、その間は店には出さないよ。だけど、大晦日を一日でも過ぎたら私は鬼になるよ。店に出します」
ワタクシ、このあたりが一番好きなんです。
優しいばかりでは長兵衛を立ち直らせることはできない。そういう道理を落語から教わっているような気がします。
 
これは余談です。
文菊さんは、おしゃれな人だなぁ・・・・と毎回感じます。
着物は選び抜いて持ってきているんだろうなぁ・・・・一枚目の明るいベージュの羽織と着物のお顔写りが良くて、生地がきれい。
二枚目は黒い羽織をとると、あれは何ていう柄なんだろう・・・似ているのはグレンチェックだけれど。
テレビや落語会で噺家さんの着物はたくさん見てきたけれど、初めて目にする柄でそれがまたよくお似合いでした。
 
そして、湯呑み。
前回も湯呑に目が行った記憶がありますが、今日のは釉薬を掛けるときの指跡がそのまま残されて少し下膨れみたいな形で釉薬が掛け分けされたものでした。
中入りの時に湯呑の写真を撮らせていただこうかと思うのだけれど「録音や写真撮影は禁止とさせていただきます」の吉田食堂さんの言葉を聴いているので諦めております。
同じようにはできないだろうけど、私も作ってみよっと(笑)
 
会が終わって上がってきたところ。太郎さんはしまわれています。

太郎さんが太鼓を叩くのには電気が必要なのです(笑)一本ぶら下がっているのがなんだか面白かったのでパチリ。

夜は旅行者の時間かな

 

ボウリング場みつけた^^

by マヌカン☆