陶芸教室で今シーズンは志野焼を作成しています。
茶碗と汁碗と皿で6点出来る予定で、合間に志野以外のものを作っております(難航してる真顔
 
志野焼の特徴としてワタクシの頭にあるのは白く濃い釉薬に隠れた、おぼろげに見える絵付け。
実際には、志野は白だけでなく鼠志野とか赤志野といった色のあるものもあるし、ワタクシが去年作ったものは釉薬の下の絵付けがハッキリ出てしまっていたのだけれど。
 
これは、前シーズンのもの
「厚く掛かった釉に隠れて絵はハッキリ出ないので、太い線で描く」絵付けが、透明になった釉で明らかになってしまいました。釉薬に細かく「にゅう」が入っているし、これはこれで悪い訳ではなくてよく使用していますが、ワタクシとしては想定外のもの。
 

 
さて今年の志野に話を戻します。
楽しみの一つの「韓国ドラマ」。以前映画で見て印象に残っていた主演俳優の名でなんとなく勘が働いて録画しておいたものを観て、ハマってしまいました。
ラブコメで、全16話。楽しんでみられる作品で、その中の一場面で見たこの絵(短い手紙の中に添えられたもの)が強く頭に残りました。
 
ドラマは「トラ年生まれの男性と一夜を共にしないと病気の妹が助からない」と信じるヒロインが必死にそれを成し遂げようとするという、荒唐無稽な設定でした。
それでも楽しんでみているうちにだんだんカッコ良く見えてきた主演の俳優さんがけっこう「トラ顔」なのに気づきました。
「そういえば今年の干支は寅だった」・・・・
で、寅年記念の作品を作ることにいたしました(笑)
 
とはいえ、画像をそのまま盗用するのは良心がとがめたので、家にある寅の絵とネット検索でトラのイラストを探して元絵からアレンジしました。
昔の川柳に「猫でない証拠にちょっと竹を添え」っていうのがあります。
何十年も前のことですが、祖父の寅年の年賀状にもこの句が添えてありました(本職なのに謙遜したようです)
ワタクシが描くと竹すらも竹に見えない出来になってしまったので敢えて正面からしか撮りませんでしたよキョロキョロ

ねっニコニコ
60代のワタクシが描いたのがこの絵ですが、分厚い釉薬の下にかすかに見えるのであればちょっと楽しく使える食器になる、と目論んでおりますが「出来上がってみなければ判らない」陶芸のこと、さてどうなることか。
 
茶碗も同じ絵付けにする予定でしたが、思い通りでない出来上がりになることも考えて当日思いついたモチーフに変更。

 
普段使いにする皿には、やっぱりトラちゃん(笑)
今はまだ釉薬を掛けていない段階で、焼き上がりは10月になる予定です。
返す返すも、絵はうっすら見えるように仕上がるとワタクシは嬉しいのですが・・・
 
 
9月に入る前から夜になると涼しい日もあり、虫の声に秋の気配を感じます。
上の写真を入れてこの記事の下準備をしていた深夜、エアコンを停めてベランダの窓を開けたらいつものようにタバコのにおいと共に聞こえてきた虫の声を猫さんが聴いていました。
その時の顔が可愛かったので写そうと思ってスマホを向けるうちに、窓の外に向いていた顔の向きを変えてしまったけれどそのまま撮りました。
うちの猫さん、可愛いなぁ・・・・照れ
 
 
by マヌカン☆