陶芸教室で今シーズンは「志野」を作っています。

年に1シーズン(3カ月)手がけますが、はじめの頃に作った茶碗などは釉がけがうまく行っていなくて、手元に置いてはあるものの「残念な作品」として使うことはないまま。

 

その後は煉り込みにして、本当にワタクシが作ったのかしらと思うような湯飲みが出来たりもしましたが、今回は「こんなのを作ろう」という案がなかなか湧かなくて、下の写真の段階になった日にようやくプランを決めました。

上の写真の状態は、先生に素焼きをお願いするところ。

成型したものの削りを済ませて、窯印をいれてあります。

 

その日は、時間がまだけっこうあったので上の志野に入れる絵でカップを作ろうと思い立ちました。扱い易い赤土でさっと作れるのではないかと思ってはじめたのですが、一つ目でまず失敗。潰します。

気を取り直して2つ目、あららら・・・・・

他のものを作りかけて思うようにいかなかった土をとっておいた赤土で、硬さの調整がうまく行っていなかったのが敗因でしたが、習いはじめてけっこう経つのにいまだにこうなのかぁ・・・・・

けっこう落ち込みました汗うさぎ

 

休憩の寄り道を済ませて帰宅することが多くなっているこの頃ですが、なんとなく帰りの地下鉄のいつもの駅で降りるのを見合わせて梅田まで出ることにしました。

リニューアルを完全に終えたのがいつなのかも知りませんでしたが、狭まっていた店舗がすっかり大きく綺麗になっているのをみてみようかと阪神百貨店に。

 

ワタクシ、やっぱり運が強いな(ちっちゃな範囲で)と思ったのは、この日「古書市」をやっていました。

毎年8月にあるので、開催されているのは当たり前と言えば当たり前なのですが知らずに行って目のあたりにするとやっぱり嬉しいものです。

 

手に取って中をぱらぱらとめくりながら見て「この本いくらかなぁ・・・・」と値札を見て、買うのを見合わせたものは無かったので、やはりツイていたのだと思います。

ワタクシの好きなもの、好きな画家、好きなバンド。1回でよく手に入ったものだと思います。

 

この本のページをめくっているうち「え?こんな形で食器を作っていいの?」って思ったりして、そういう目からウロコ体験をさせてもらう機会はありがたいですね。こうしてブログ記事をUPする前に読み返すとき「SPRING 1983」に目が行きました。購入するときに見たか見なかったかも覚えていませんがざっと40年前の「別冊太陽」なんですね。

 

 

「熊谷守一」展覧会の時の図録ですね。

写真は載せませんが、ワタクシが一番好きな白猫の絵ももちろん掲載されています。

 

うわぁ~いBIGINだ!

こういう本があるのは知りませんでした。

 

陶芸でうまくいかなくてしょげかけた日に誰かが救いの手を差し伸べてくれたように感じます。

神様はやっぱりいるのかな、とかおばあちゃんの計らい?とか、こういうときにふと思うワタクシは理性的とはいえない性格ですね。

 

この猫さんの顔を見ながらたまに「誰かの生まれ変わりでワタクシの傍にいるのかしら」と考えることもあるので絶対に理性的ではありませんね、うん真顔ザンネンなワタクシ

 

by マヌカン☆

 

この古書市に行ったときに予告のポスターが貼ってあったので、一週間後にワタクシはまた阪神百貨店に行きました。

「廃盤・中古レコードCD市」ですウインク