3月20日に焼成し、持ち帰ったその日に撮ったと思った写真が見当たりません。黒楽を改めてテレビの陰から取り出して(笑)写した次第です。

黒いものを撮るのは難しいですね。

フラッシュを使っています。背景のカーテンは、白ではなくベージュなので写真の色味は少し違っているように思います。

でも、黒楽だから ま いっか爆  笑

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ワタクシ、猫さんに見張られて暮らしております・・・・・

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やっぱり黒楽を写真で見てもらうのは難しいですね

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ここからは製作工程ですニコニコ

 

毎シーズン、「楽」では何となく黒から作りはじめています。

知っている人は知っていることでしょうが、「楽」を作るときには電動ロクロは使いません。

手回しのろくろを使ってもとを作ります。

写真は、ろくろで形を作ったものを伏せて底を作っているところ。

 

右端の道具は、内側を削るものです。

その左にある、両方に金具がついているものは日ごろ使っているもの。底を削った器を上向きに戻して、内側の粘土を削り取り、薄く、軽くします。

 

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今回は、真面目に一生懸命きれいを目指すのではなくて、遊んでやろうと思って作りました。

で、円を描いてみました。赤インクの下書きは焼いたら消えます。

 

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円を斜線で埋めてみたけれど物足らないので、面を削っていくことにしました。

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これは素焼き状態。

面を削った効果はあまり見えませんね。

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さて、「かんてき」を使って自分で焼成です。

天気は「あいにく」。はじめた時には小雨が降っておりました。

 

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山にご注目下さい。

火がしっかり熾るように屋根のある所に「かんてき」を置いております。

 

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今年は一回だけの焼成だということを陶芸の神様が思い出してくれたのか、天気はだんだん良くなってきました。

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残念なことに、撮ったつもりだった「急冷」の写真がありません。

こればかりは今から取り直すわけには行かないので想像していただくしかありません。

 

上の「かんてき」の中でしっかり焼けて釉薬が全部溶けたのを見計らってふたを開けました。

そこには高温で半透明にも見える、オレンジ色の塊が・・・・・作品です。

それを火ばさみで、落とさないよう気を付けて取り出し、あらかじめ用意しておいた水に漬けます。

ジューッっという音も凄いし、水の中では泡がボコボコボコ・・・・

 

これで出来上がりです。

「急冷」は、黒楽の「黒」をきれいに出すことを目的で行いますが、普通に作ったものでは割れる恐れがあるので、年度作りの際に「童仙傍」(粘土)を混ぜておきます。

 

次の焼成は来年。

今度はどんなのにしようかなニコニコ

 

by マヌカン☆