焼いたのはたしか3月20日のこと。
楽焼を作る全10回のうち3回ほど出席できなくて、どうなることかと思いましたが最終回に4点一度に焼いてしまうことにしました。
さすがに4点同時に焼くのははじめてで、そしてワタクシ一人きりでの焼成でした。
作品作りは、どんなデザインにしようかと考えるのが一番楽しいところですね。
部分的に色濃くなるようにと素焼きの前に「瀬戸黄土」を水で溶いて塗りました。
乳濁という釉薬を掛けて、ワタクシのイメージとしては「蓮の花」の雰囲気を出したかったのですが、出来あがりは思いと全く違うものでした。
「蓮」感を出すために縦に細く線を彫ったのですが、彫り方が浅すぎたのか全く効果は出なかったようです
まぁ、これはこれでいいんだけど
これが素焼き後
焼いて3週間後にご対面となった作品はこうなっていました。
グレーっぽいところは焼いていて温度が高くなった部分です。
教室の机に置いて撮ったところ
気に入ったので、室外に持ち出して撮影してみました。
釉薬に入っている「にゅう」(細かいヒビみたいなもの)が好き。
4点焼いたうちの2点は黒楽です。
そちらは「急冷」(焼けたところですぐ水に漬けます)したので当日に持ち帰りました。
これについては次回の記事にします。
どうして今日受け取ったほうを先に記事にしたかというと、見せた時の母の反応がこちらのほうが良かったから
黒楽の時は、2点を手に取ってワタクシの解説を聞いたあと、感想も言ってくれずに2つを重ねてテレビの横(というか後ろかな、ほぼ見えない場所)に置いたから
親子の間だから遠慮なしでいいのですが、もうちょっと反応が欲しかった(笑)
そうそう。
この赤楽の白く見える部分は光っているのではなくて白い粒がある状態です。
釉薬掛けが終わったときにこの粒が見えていたら指で均して消しますが、その時には無かったので、ワタクシの手の施しようのなかった部分です。そういう時は、ワタクシ「陶芸の神様のしわざ」と思うことにしています。
by マヌカン☆