ワタクシの「市川雷蔵映画祭」記事は「3」が抜けたまま「5」に進みます。
本日上映された2作品を鑑賞して来ました。
1本目が「人肌孔雀」。画像は手持ちのDVD
この作品は主演 山本富士子さん。
七変化のコスプレで山本富士子の魅力が溢れ出る明朗娯楽時代劇。と説明に書かれています。
このパッケージの若衆姿のほかに艶やかな芸者姿、町娘姿などいろいろないでたちで現れます。若衆姿が似合うのは彼女の目鼻立ちがしっかりしているからだなぁ・・・と思いながら七変化を楽しく見ました。
彼女が座敷で踊る場面が見せ場の一つではないかしら。
山本富士子さんが踊りを身に着けた人だからきれいに見せることが出来るのですね。芸者姿では特に衣装も豪華で重そうなのに。
ワタクシ達のような一般人が仮に衣装を身に着ける機会があったとしてもその姿で自然に、しかもきれいに動くことはまず不可能だと思われます。
劇中歌や主題歌も唄い、この映画で富士子さんはそれこそ八面六臂の大活躍です。
雷蔵さんは、主演する富士子さんをサポートする役回りでしたが、やはり恋仲になるのでしっかり二枚目。きれいな雷蔵さんを観ているとやはり楽しいですね
2作品目は「弁天小僧」
画像は借り物です。上が古いパターンで
こちらが新しいパターンですが、新しいほうも古色蒼然としていますね昔のポスターをそのまま活かしたのかしら
「知らざぁ 言って聞かせやしょう」っていう台詞はこの弁天小僧のものだったのですね。
女に化けた弁天小僧とその連れが呉服屋でわざと怪しまれ、盗人扱いされた挙句にお嬢様の額に傷を負わせたと言いがかりをつける有名なシーンも。
この映画の中ではわざわざ歌舞伎仕立てのセットを組んで歌舞伎そのものの演技で場面を作ってありました。
雷蔵さん演ずる弁天小僧は粋でいなせで女にモテて・・・・というキャラクターですが勝新太郎さん演ずる遠山の金さんと意気投合はするものの、それでもめでたしめでたしの幕切れとはならないのです。
映画が進んでいくうちに、粋でいなせだった雷蔵さん演ずる弁天小僧が逃げるために人を殺める場面などが出てきます。もともと「俺は3尺高い木の上に首をさらされる身の上だ。惚れちゃぁいけねぇ」などと自分に惚れそうな町娘を諭していたから、それまでもやっていたことなのでしょうが、そういう場面を見ると「あぁぁ・・・」と成り行きを思ってワタクシはハラハラ。
できれば仲間とともに無事に江戸から逃げ遂せるような話にして欲しかったけれど、それは無理というものですね
by マヌカン☆
上映の表を睨み付けては「う~ん」
上映開始の時間がもう10分早ければこの日に半日休暇を入れて、なんて考えております。
とりあえず14日(土)に入れていた歯医者さんの予約は変更させていただこうと思っておりますが・・・・。