綿引勝彦賛江 | アフリカの海辺から

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「鬼平犯科帳」の密偵、大滝の五郎蔵

私が綿引勝彦さんという俳優を意識したのは鬼平からだ。「天までとどけ」は昼ドラだったからか、記憶にない。

筋目の通った盗賊の首領が、鬼平の密偵として働く。

鬼平の密偵役、盗賊役には、ため息が出るほどの名優が名を連ねるが、大半は鬼籍に入っておられる。密偵役では小房の粂八の蟹江敬三さんも泉下の客である。

綿引勝彦さんは、私の推しドラマ「かぶき者慶次」の最終話で、家康役で登場する。戦国乱世を生き抜いた武将としての家康、そのたたずまいに私は魅了された。藤竜也さん扮する慶次と相対する場面だが、もっと見ていたかった。私は好きなドラマ、好きな場面を繰り返し観る。慶次の最終話は3回観て、飽きることがない。

今はネットニュースで続報を読むたび、綿引勝彦さんのご冥福を祈っている。