去年の今日

忘れもしない2月3日は

妻のセカンドオピニオンで

築地の癌センターへ病院


良いN先生でとても丁寧に

対応してくれました。


しかし治療としてはこちらの

病院でも今やっている抗がん剤治療と

同じになるとの事でした。


治験をするには腹水が取れないと

出来ないと。

今の抗がん剤治療で腹水が取れれば

治験などの新たな治療が出来る。

でも腹水がこのまま取れないようで

あれば残りの時間を考えなければ

ならないかもしれません

と言われました。


それを聞いた時の妻の弱々しい声で

「そうなんですかー」

って言っていたのが頭から離れません。

自分も動揺を抑えながら

「腹水が取れれば新たな治療が

出来るんですよね」

先生は

「そうですね」

可能性が低い言い方に聞こえました。


同じ治療ならば

癌センターの先生の方が良いと思って

病院を変える事も考えましたが

妻の負担も加味すると今の病院で

治療を続けることにしました。

よくしてくれる看護師さんもいたので。


その時、胸水も少しある事を

自分は初めて知りました。

妻は心配かけたくないから自分に

言わなかったんです。


確かに最近歩いている時に

少し苦しそうでした。


それでも帰りに

絶対に治そう!

と言ってタクシーで帰りました。


妻は強いです。

凄いです。

偉いです。


あの日の事も忘れる事はありません。