この治療においては賛否両論あると思うが、私見として述べさせていただく。まず、この治療においてもご理解いただきたいことは、ペニスそのものを太くすることは出来ないということである。ペニスは海綿体という組織で形成されているが、現代医学で海綿体そのものを増やしてペニス を増大させる治療は行われていない。あくまで、見た目の問題として、平常時に太く見せたいという方に対しての治療である。

治療法としては、陰茎部に脂肪やヒアルロン酸を注入することで、平常時の見た目を太く見せることになるのだが、デメリットが大きい。

脂肪を注入した場合、本来脂肪のない部位へ脂肪を注入すると、正着率はおよそ30%以下といわれている。つまり、100ccの脂肪を仮に注入した場合、30ccしかペニスに残らず、70ccが体内へ流れてしまうことになる。また、ペニスの形どおりに均等に正着するわけではないので、いびつな形へと変形してしまう。

ヒアルロン酸を注入した場合、ヒアルロン酸自体は身体に吸収されてしまう特性があるため、一時的な効果(数ヶ月程度)しか望めないのだが、場合によってはしこりを形成することもあり、ペニス の変形をもたらすことがある。 さらに、いずれの治療においても勃起障害をひき起こす可能性があるため、見た目で自信回復を図っても、実際にペニスとしての機能を果たさないことがある。

最初に私見と断ったのは、医学としてリスクのある治療を行うことはいかがかと思うからであり、決して勧められる治療ではないからである。

近年、年齢を問わず男性の話題になるのが勃起力不全についてである。以前は年齢を重ねるごとに問題視されてきたが、最近では20代の若者においても深刻な問題となってきている。

男性機能の低下は、インポテンツとよばれたこともあるが、現在ではEDとよばれ男性なら誰にでも起こりうる病気として認知されてきている。専門的には、性行時に十分なだけの勃起 が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため満足な性交が行えない状態と定義される。

この問題点は、病気を治すというよりもパートナーや医師などに相談して、一刻も早くよりよい生活を取り戻せるかということです。加齢や精神的な問題だけではなく、高血圧症や高コレステロール、糖尿病などの生活習慣病が原因となる場合も多い。なかなか他人に相談することができないことだが、一人で悩まずに勇気をもって専門医に相談することが 大事な一歩である。

ペニス増大という治療は、現代医学では不可能とお考えください。ペニス は海綿体という組織でできており、現在の医学で海綿体を増やす治療というのは行われておりません。ヒアルロン酸やそれに類するものを注入しても吸収されるので増大効果はなく、非吸収性のヒアルロン酸や脂肪を注入した場合には、海綿体の膨張に影響し、男性器としての機能障害を引き起こす可能性があります。

早漏で悩んでいるのですが、治療できますか?

亀頭部にヒアルロン酸を注入することで、持続力を高めることは可能です。また、カリの部分に弾力が生まれることで、女性に対する性感を高める効果もあります。

風呂に入っているとき、亀頭に小さなぶつぶつがあるのを発見しました。思い当たるふしはなく、我ながら気持ち悪いだけです。一体なんでしょうか、治るのでしょうか?

おそらく丘疹(パピュール)とよばれる分泌腺と思われます。性病ではありませんが、自然治癒することがないので、見た目を気にするのであれば治療なされた方がいいでしょう。

最近勃起力に衰えを感じ、女性に対して自信を持てません。改善したいのですが

最近相談が増えている現代病の一つです。自分だけで解決しようとせずに、まずは専門医に相談されるといいでしょう。原因をふまえた適切な治療により、きっと改善できるでしょう。

風俗へ行ってから、おしっこをする時に痛みがでるようになりました。性病をうつされたのでしょうか?

その可能性が高いですね。すぐに専門医へ相談に行かれて、治療してください。性病は本番行為に限らず、それ以外の行為によっても感染しますので、思い当たることがあり、普段と違う症状が見られる場合は一日も早く病院での診察・治療を受けてください。