こんにちは。
前回は新潟までの行程をお伝えしました。
今回は新潟から更にその先、日本海縦貫線の終点青森までの行程です。
新潟からは、引き続きハムサンド列車で移動です。
高架となった新潟駅、未だに慣れません。
行き先が示すように、新発田まで白新線を通る普通列車に乗車します。
新潟 11:42発 普通村上
村上 12:57着
鮭の街、村上までやってきました。
ここでお昼タイム。
駅前の中華料理店・福来軒さんで油淋鶏定食をいただきました。
山積みになった唐揚げが示すように、ボリューミーで大変美味しかったです。
村上には今後も行くことが増えそうなので、贔屓に出来ればと思います。
村上から、羽越本線の旅に戻ります。
新鋭の車両、GV-E400に乗り込みます。
国鉄型ディーゼルカーは引退してしまいましたが、新しい車両も良いデザインです。
村上 13:48発 普通酒田
羽越本線も、日本海沿いを走る絶景路線の一つ。
笹川流れの車窓をしばし堪能です。
お供は新潟が誇るビール、風味爽快ニシテ。
これを購入し楽しむのが最高です!
途中の鶴岡では、17分の停車があります。
改札の外には売店もあるので、途中休憩がてらお菓子などを購入しました。
ローカル線普通列車旅の醍醐味です。
酒田 16:15着
庄内地方有数の都市・酒田までやってきました。
酒田からは再び電車の旅。
701系を見ると、東北地方にやって来たと実感します。
帰宅する高校生で車内はそこそこの乗車率でした。
酒田 16:30発 普通秋田
日本海の車窓も、だいぶ日も落ちて暗くなってきました。
夕日が海に沈む光景は、残念ながら見れず。
もし日本海の夕日をしっかりと見たいなら、先程乗った笹川流れの区間、羽越本線桑川駅周辺がおすすめです。
スーパー秘境駅、女鹿に到着。
なんと高校生が下車しました・・・
もう誰も使っていないと思いましたが、利用客がいてホッとしました。
秋田 18:20着
ようやく秋田に到着。
秋田に来たならば、寄らなければいけないお店があります。
駅前の末廣ラーメン本舗。
初めて食べたときから、その味が忘れられませんでした。
数年ぶりに食べるラーメンと焼き飯。
ラーメンの肉は、厚切りのチャーシューではなく、豚肉を薄くスライスしたものです。
味付けは濃いめですが、それが旅の疲れに染み渡る美味しさでした!
さて、ラーメンと焼き飯で体力をつけたあとは、再び列車の旅。
秋田から青森へ向かう最終列車の快速に乗車します。
秋田 19:23発 快速青森
さて、この快速青森行きですが、車窓は当然のごとく見えませんでした。
しかし、道中もなかなかのイベントがありました。
まず、大館を出発した頃に列車無線が入り、情報によると「陣場~津軽湯の沢で上り列車が熊と衝突」とのこと。
乗車中の列車も前方の安全を確認しながらの徐行運転となりました。
私は幸運にも?最前列の座席に腰掛けていたので、徐行運転中は運転席のすぐ後ろに立ち、一緒に前方を確認。
車掌さんも運転士さんと声をかけながら、注意深く運転。
「くまいねーな」と東北訛で話していたのが、個人的にほっこりしました。
最終的には、支障物がいない(熊がいない)ことが確認できたので、速度制限を解除。
通常運転に戻りました。
その影響もあってか、碇ヶ関、大鰐温泉、弘前と各駅の到着が10分以上遅延。
青森 22:18着(遅れ 22:32着)
私の青森到着も、14分遅れとなりました。
これで長い日本海縦貫線の旅もようやく終点です。
前日は新山口~富山、この日は富山~青森と、相当な距離を普通列車で駆け抜けました。
疲れこそあるものの、道中の日本海の車窓は筆舌に尽くしがたい美しさですし、そこをビール片手に旅したので、むしろ究極の贅沢をしたのでは、と思います。
この贅沢を考えついた自分を褒めたいものです!
さて、翌日は青森から津軽海峡を渡り、いよいよ北海道に入ります。
本州の旅もここまでです。