宇部線に初めて乗車した際、ただ通過して路線制覇するのは面白くないと思い、宇部線でも数駅の駅巡りを行いました。

宇部線最初の訪問駅は、宇部岬駅です。

 

日本屈指の工業地域、宇部。

列車も高頻度で運転されています。

そんな宇部線に静かにたたずむ木造駅舎が宇部岬駅です。

南国を思わせる駅前の木、そして青い屋根が特徴です。

駅名に岬が入っていますが、この駅から海が見えるわけはありません。

宇部岬という名前ですが、駅周辺は住宅や商業施設が立ち並んでいます。

本来の宇部岬は山口宇部空港に近いところにあり、その空港の最寄り駅も隣の草江駅となっています。

駅の左手には、小規模ですが池の跡?のようなものがありました。

以前は水が張られていたのでしょうか。

さらに左手へ行くと、なにやら引き込み線と使用されていないホームがありました。

貨物用でしょうか・・・?

駅舎内部。

窓口はありますが、残念ながら無人化により閉鎖されています。

駅舎内には近距離対応の自動券売機や飲み物の自動販売機などが設置されています。

特段扉などで締め切られていないので、駅舎内には心地よい春風が通ります。

ただ、その分冬場は寒そうですね。

2面2線の構造で、緩やかなカーブを描いています。

ホームの嵩上げの影響か、段差が生じています。

バリアフリーの観点からか、一部だけスロープが取り付けられていました。

跨線橋上からでも、青い瓦屋根がよく目立ちます。

JR西日本仕様の駅名版。

青い屋根は駅舎と反対ホームからでも目立ちます。

実は私の祖父母の家はかつては駄菓子屋で、同じく木造で青い屋根。

そのためか、初めての訪問にも関わらず、どことなく懐かしい雰囲気を味わえた宇部岬駅でした。