こんばんは。
本日から、風光明媚な釧網本線の駅を紹介していきます。
初めに紹介するのは、釧網本線随一の秘境駅?南斜里駅です。

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南斜里駅は、釧網本線にある無人駅です。
駅全体の様子は写真の通りで、なんとこれだけです!
なんということでしょう。待合室がありません。ただホームがあるだけの、これ以上シンプルにしようがない駅です。

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ホームには駅名版と、かなり小さい時刻表があるのみです。
現在南斜里駅に停車する列車は、下りが4本、上りは2本のみです。
時間帯によっては、そこまで訪問するのは難しくありません。
しかし、私は1624着の列車で下車し、1738発の列車到着までこの駅にいました。季節は2月中旬、時刻は夕方。下車時点で気温が-9度あり、日が落ちるにつれて寒さは一段と増すばかり。そして待合室はない!寒さに凍えながら、駅探索をしていました 笑

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すぐ近くに踏切があり、そこからは見事な直線の鉄路を楽しめます。

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こちらは釧路方面です。
「右にあるものが駅だよ」と言っても、信じてくれる人は少ないでしょう・・・

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踏切がありますが、1時間の間に通った車はほとんどありません。

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少し離れた位置から撮影しただけで、駅であることが霞んでしまうほど存在が薄いです・・・

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あまりにも寒いので、少し周囲を散策しました。
かつては商店があったようですが、シャッターも閉まり自動販売機もなくなっていました。

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道路沿いにはバス停がありましたが、その本数の少なさに絶句です。

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バスと組み合わせれば、南斜里駅訪問もさらに容易になると思いましたが、どうやら平日の限られた時間帯しかその作戦は実施できなそうです。

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駅もこれだけですし、あとは極寒の中列車を待つのみです。
1時間ほどの滞在でしたが、ここまで寒い思いをして列車を待つのは初めてでした。
当初はなかなか下車できない駅に降りたという満足感の方が勝っていましたが、30分経過後には早く列車に乗って温まりたいという気持ちに完敗。ようやくキハ54が迎えに来た時の安心感は忘れられません。

夏の時期の訪問をお勧めします! 笑