昨日は、中央本線辰野支線のクモハ123を堪能したところまでを書きました。
今回で、この中国地方を巡る旅の記録を終了します。長い間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。どうぞ最後までお楽しみください。

クモハ123系で再び塩尻に戻ってきました。
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今ではもう見ることのできない2ショットです。クモハ123系ミニエコー、本当に長い間お疲れ様でした!!

塩尻からは、再び甲府方面へ向かいます。今度の目的地は、小淵沢です。
小淵沢と言えば・・・
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八ヶ岳高原線の愛称で親しまれている、小海線の乗換駅ですね!!
環境に配慮したハイブリッドのディーゼルカーが使われています。電気も使って走るということもあるせいか、なにか電車と間違うかのような走行音でした。

小海線は、JRではもっとも標高の高いところを走り、その景色は大変有名です。
しかし、生憎の雨模様のため、光源からの美しい景色を・・・という訳にはいきませんでした。晴れていれば、最高の景色だったと思います!

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若者の間で一斉の風靡を起こした清里駅を過ぎると、JR最高駅の野辺山に着きます。ご丁寧に案内板まであるので、どれくらいの標高なのかが良く分かります。結構高いですね!
JR最高駅は野辺山ですが、最高地点は野辺山駅から少し離れたところにある踏切付近だそうです。駅前にはレンタサイクルなどもあるみたいなので、それを利用して訪問するのが良いでしょう。今回は乗りつぶしが目的なので、私は下車しませんでしたが・・・

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野辺山からは、どんどん山を下りていく感じです。正直言いますと、小淵沢~野辺山間が小海線のハイライト区間でしょう。
写真は、途中の中込駅で撮影したものです。なにやらヘッドマークが大量に展示されていました。イベント列車も多く走ったことでしょう。
私の知る限りでは、快速葉ッピーきよさと?というのを本で見たことがあります。
また、この中込駅は長コミで知られる小海線営業所があるところです。キハ110などが留置していました。

中込からは町中に入っていき、新幹線接続駅の佐久平に到着。新幹線へ足を急ぐ乗客や、新幹線からの乗客などが多くいました。
佐久平を過ぎれば、終点の小諸はもうすぐです。

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小諸からは、しなの鉄道で軽井沢へ向かいます。115系の「あの夏で待っている」のラッピングが施された車両でした。私は、アニメをほとんど見ないので、どんなものなのか少し気になりました。また、この区間は18切符を使えませんので、しっかりと軽井沢までの乗車券を購入することもお忘れなく・・・

ところで、奥に189系のあさま色が写っているのがわかりますか?
なにか「復活!往年の特急あさま号」的な感じで運用するのでしょうかね?
しなの鉄道には169系も在籍していましたから(現在は引退・・・)、かつての雰囲気を出すには、189系も必要ということでしょうか。

そんなことを考えつつ、列車は終点の軽井沢に着きました。
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かつては碓氷峠の起点であり、終点でもあるということで、大変にぎわったと思いますが、現在ではかつての側線も荒れ果ててしまいました。3日目の備後落合駅と同様、まさに栄枯盛衰とうものです。何かいい活用方法があれば、この線路たちも喜ぶでしょう。
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軽井沢からはバスで横川まで向かいますが、時間がありましたので、鐵道記念館にあるEF63とEC10000を柵越しに見物しました。
貫録のある電気機関車ですね、EF63は。ファンも非常に多いでしょう。

バスの時間になり、バス停に向かいます。横川までは500円でした。バイパスを通りますので、横軽の遺構を見ることはできませんでした。しかし、バスの車内でかつての横軽の歴史が案内されるなど、その歴史はしっかりと皆様に伝わっていると思います。
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最後の写真です。かつては、西松井田の右側に「軽井沢」の文字がありました。今ではすっかりとあるローカル線の終着駅となってしまった、悲しい駅です。長いホーム、広い構内がかつてを物語っています。私も時々YouTubeで当時の様子の動画を見ますが、現在では力強い「釜めし~」の声もありません。時代の流れとはいえ、少しさみしいですね。

横川からは、信越本線で高崎まで出て、そこから帰路に着き、長かった旅が無事に終了しました。

今回の旅では、主に山岳地帯を走る路線を堪能することができました。三江線、芸備線、木次線、伯備線、姫新線、因美線、中央西線。どれも印象に残る路線ばかりでした。

とりわけ印象に残ったのは、備後落合や軽井沢・横川といった、かつてにぎわった駅の廃れ具合でした。とくに備後落合駅は印象的でした。何か私に強烈なものを印象付けました。それが何かをこれからじっくり考えていきたいなと思います。
おそらく、鉄道の将来に深く関係することになるでしょう。

これをもちまして、中国地方を巡る旅の記録を終了します。
ありがとうございました!