今日は、5月生がAirCampusで紹介してくださった、
英語(特にSpeaking)の勉強に役立つ書籍


『使ってはいけない英語
  ~なんとも失礼な英語を、あなたは喋っている!~』

            著者:ディビッド・A・セイン&長尾和夫  定価:514円

使ってはいけない英語 (KAWADE夢文庫)/ディビッド・A・セイン
¥540
Amazon.co.jp

をご紹介したいと思います。


題名から簡単に想像がつくと思いますが、
この本では
日本人が会話の中で使ってしまいがちだけれども
実はネイティブにとっては全く別のことを意味するフレーズや、
(もっと悪いケースでは)失礼にあたってしまう表現などを、
12のチャプターの中で数多く紹介しています。


** チャプター紹介 **


 1.丁寧に言ったつもりが失礼千万になる表現
 2.本来の意味とは違うカタカナ語の危ない使い方
 3.よく知ってるつもりのフレーズの落とし穴
 4.陥りやすい単語の誤用。それを言うなら・・・
 5.こんなニッポン英語はネイティブには通じない
 6.日本語感覚の英作文がじつは失敗のもと
 7.発音が悪かったばかりにとんでもない意味に・・・
 8.知らずに使って呆れられる隠れた意味を持つ言葉
 9.品性を疑われる聞くにたえない英語
10.きちんと使い分けるべき男ことば、女ことば
11.米語と英語のこの違いがまさかの誤解を引き起こす
12.無神経ではいけない性別や民族に関わる表現


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読んでいてちょっとドキッとした表現の中から
2つご紹介すると、、


●友達と話している時、
 「これから別の友達との約束がある」と言うつもりで
 I'm going to meet my friend.
 というと、ちょっとひんしゅくもの。


→ my friend(私の友達)に会いに行くのだと言うと、
 暗に「いま会っているあなたは友達ではない」という意味に
 相手には伝わってしまうから。
 
 こんな時は


 I'm going to meet another friend.(別の友達に会いに行く)

 や

 I'm going to meet a friend.(もう1人の友達に会いに行く)


 と言うべきです。


Do you have any ideas?(何かいいアイデアはない?)
 とたずねられた時、

 「アイデアが浮かばない」の意味で
 I have no idea. はダメ


I have no idea. は 「~について知ってる?」ときかれた時に
 「全然知らない」という意味で使う返事なので、
 これでは話がかみあいません。


 微妙な違いですが
 I have no ideas. と idea の後ろに s をつけて表現すれば
 意味が相手にきちんと伝わります。


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思い返すと、どちらも使ってしまったことが
あるような気がします・・・(>_<)



PEGLでは、大前学長が


・英語はニュアンスを多く含む言語なので、
 何をどう言うかには(ビジネスの場面では特に)
 気をつけなければならない
・和文英訳は、
 そのままでは意味が通じないことが多いから×


と強調していますが、


どのようなフレーズを使えば、出したいニュアンスが伝えられるのか?
自分が話している英語は、ちゃんと相手に伝わっているのか?


というのは、
外国人を相手に英語を実際に使う経験を積み重ねないと
なかなか分からないものです。


また、実際に使っていたとしても、
ビジネスの場面で「英語」を注意してもらえるなんてことは滅多にないので、
知らずに間違った表現を使い続けてしまうこともよくあることです。


そのような不十分な経験知を補う教材として
こういった本を使ってみるのもいいと思います。


※ちなみに、この本は片手サイズの薄い本なので、
 通勤途中でも簡単に読めますよ~


事務局・山田スマイルくん