
もちろん、私にではない。
そんな事くらい分かっているよ~
初対面の人にそんなような事を言われたことは確かにあったけどさ、部屋に侵入してきた見知らぬ男と
か…
いやだってって言うのに、どこまでもついてくる知らないおやじとか…
なぜかいつもまともじゃないんだよ。
これって危険なだけで自慢にはならないよね。
とにかく、今回は明らかに私に向かってではない。
つきあおうの言葉を聞いたつぎの瞬間、その男の人の一歩ほど後ろを歩いていた女の人が「えぇ~っ」と
言いながらも嬉しそうに笑っているのが目に入ったから。
タイミング悪く、告白の瞬間に目の前に出てきたみたいだね~
ごめんね~
面と向かって告白するが恥ずかしいから、戸の方を向いて言ったら私が来ちゃったんだね。
でも、この告白はうまく言ったみたいだね。
間違いなく、彼女嬉しそうだし、頬を染めているし。
いや良かった良かった。
これで何か険悪なムードにでもなったら、やっぱり嫌だもの。
末永く幸せにね…と、心の中で言いながら通り過ぎました。
私の存在なんて、気にしてはいないみたいだったけど。
二人の世界だったんだね。