一昨日靴を2足購入したのですが、これまで購入していた靴1足分のお値段で、快適な、そしてかわいいものが買えて、ものすごく驚いています。うれしい驚きです。


わたしは足のサイズが小さく、銀座にあるカネマツさんで4年前に測ってもらったところによりますと、右は21.5でしたが、左は21センチないくらいでした。その上、手術レベルと言われた外反母趾が特に右がひどくて、この外反母趾は物心ついたときからずっとあったので、実は靴選びが半分はあきらめで成り立っていて、デザインが好みでサイズもあったと喜んでも、購入してはいていたら痛くなることがザラで、足が標準的でないことがコンプレックスになっていました。


外反母趾については、どの整形外科にかかっても、根本的な解決策を考えてくださるところはなく、休職中の2月から、器具を買うくらいならただで自分でやろうと足指体操を始めまして、まだ3ヶ月なので大きな変化はないものの、少しずつ改善をさせているところです。


友だちが店長さんだったこともあり、また、?わたしの足の悩みに寄り添ってくれる店員さんがたがいらっしゃることもあり、10年くらい『卑弥呼』というお店の靴を履いていましたが、足にあった木型のパンプスの生産を終了したと最近うかがったこと、その卑弥呼の靴も楽なものばかり優先して履いていたらパカパカになってしまったり、靴擦れしてしまったり、先々に不安を感じて、新規開拓をしてみることになりました。


雨の日でもはけるバレエシューズという具体的なターゲットを決めてInstagramやネットを頼って、名前だけは知っていた『ルタロン』というお店に行ってみました。わたしは外反母趾のことがあるので、試し履きをしないでは買えないのです。どんなにデザインやお値段が気に入っても、返品無料でも、実店舗で履いて試したいのです。


お店に行ってみて21.5センチや22センチから用意していると聞いてびっくりしました。今までのわたしのコンプレックスは一体なんだったのだろうかと。デパートや靴屋さんの隅にある小さいサイズコーナーからしか選べなかったあの日々は…となったのです。事前に店員さんに足の話を聞いていただいたので、デザインだけでなく、わたしの足に合いそうな靴の提案もしていただき、選びやすかったです。一見かわいく見えなくても履いてみたらはきやすくて、きちんと感も出るパンプスも手に入れることができました。


今の時代であっても、安かろう悪かろうだと思って、それなりの値段を支払わないと自分に合う靴は買えないと思い込んでいました。お恥ずかしい。むしろお金を出しても、手に入らなかったはずなのに。

靴がかわいく、履きやすいだけで気持ちがこんなにいいだなんて、知りませんでした。


処分してしまったらもう手に入らないとなかなか靴箱の整理をすることができなかったのですが、どんどん履かない靴は処分することができました。だって欲しくなったらまた出会えるから。そして今あるものを大切にしつつ、一生なんてことはないんだといい意味での諦めももって、今あるものと大切に向き合っていきたいと思います。


最近、こんなふうに、コンプレックスを取り除く解決策を見つけられるようになってきている気がします。コンプレックスって、大きいですが、ちょっとのことで解決策になったりすることも学んでいます。