DAZ STUDIOのGenesisキャラクター間でモーションを移植 

 

以前より、Hand in HandのMMDモーションをDAZ Studioに 

移植して動画を作成しています。 

 

移植の手順は、MMDモーション(VMDファイル)をLive Animation

でBVHに変換後、DAZ STUDIOのVictoria4.2に インポート、

そして、

Animation Conversionツールで Victoria4.2→Genesis2→

Genesis3へ変換という流れで 進めています。 

 

Genesis3までは、Animation Conversionという優れた ツール

のおかげで、特に苦労なく進めることができます。 

 

しかし、Genesis3→Genesis8への変換には、Animation 

Conversionのツールは見当たらず、PoseConverterツール

 しかありません。 

 

Genesis3 Female→Genesis8 FemaleへのPose Converter

を手に入れて、ポーズプリセットファイルを選択して 変換

を行おうとしましたが、これが全くうまくいかず 仕舞・・・・・

 

Pose Converterでの変換は断念。 

 

他に変換方法はないか、いろいろと調べたり試行錯誤

 したりの結果、以下の方法での変換にたどり着きました。 

 

Genesis2 Female→Genesis3 Female へのAnimation 

Converterを使う方法ですが、

ここでちょっとしたTIPSを 適用します。 

 

Genesis3 Femaleは、Genesis8 Femaleを呼び出しておいて

名前をGenesis3 Femaleに変えておく、というのがポイント

です。 

 

これで、Genesis2 Femaleのアニメーションを、名前を変えた

 Genesis3 Female(実際はGenesis8 Female)に変換して 

いきます。 

 

アニメーションの変換が終わったら、名前を変えたGenesis3 

Femaleをアニメーションさせてみます、すると動きは再現 

がうまくできていないのがわかります。 

 

これはGenesisの世代間の構造の違いに由来しているので、 

これを修正するために、Genesis3 to Genesis8 Pose Correcte

というツールを利用します。

 

これは1つ1つのポーズをGenesis8用に矯正してくれるもの

です。 

 

このツールで違和感のあったポーズは正しく矯正されます

が、 1ポーズごとに手作業で矯正するには、あまりにも

膨大な フレーム数(今回、9,000フレーム)なので、途方に

暮れて しまいます。 

 

これを解決するための対策・・・・・ 

それは自動化スクリプトを使って、操作を記憶させて自動で 

ポーズの矯正をさせていくという方法です。 

 

 

UWSCというフリーのソフトを使用することで自動化処理することができました。

 

 

一度、操作手順を記憶させておけば、あとはスクリプトが 

自動で、作業を最後まで繰り返して処理してくれます、 

ちょいと素直ではない方法ですが、現状Genesis3→

Genesis8 へのAnimation Converterが見当たらないので、

このような 手順をとるしかありませんでした。 

 

しかし、これで、Genesis8までのMMDモーションの移植が

可能 となったので、まずは良しとします。

 

 
現在、上記でGenesis8 Femaleに移植したHand in Handを
Irayレンダリング中です。
 
動画はまだ公開できる状況ではありませんが、今回は
以下の画像のような背景を使って作成中です。