雨ばかりでせっかくの3連休も外に出られなくつまらないので、

本屋をのぞいたところ面白い本を見つけたので紹介します。

里山資本主義 - 日本経済は「安心の原理」で動く
藻谷浩介
NHK広島取材班

角川oneテーマ21

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里山資本主義とは、休眠資産を再利用することで原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を
果たす現象。
まったく新しい日本経済再生策!!

久しぶりに読んで元気の出る本です。
これなら日本にも明るい未来が訪れるのでは?と思わず膝を打ちました!
この本に書かれている事例に目からウロコが落ちました。

■世界経済の最先端、中国山地
石油や天然ガスなどの化石燃料、原発に頼らずとも原価0円から発電システムを作れる方法があったとは。
製材から出る木屑で発電する方法で、工場で使用する電気のほぼ100%をまかなっている会社が岡山県
真庭市にあった。
年間1億円の電気代が浮き、さらに余った電気を電力会社に5千万円で売る。
しかも、年間4万トンも排出する木屑を廃棄処分するのに2億4千万円もかかっていたのだから、全体で
4億円の得だ。
2015年には発電会社を設立し、真庭市の全世帯の半分の電力をまかなえることになるらしい。

■二一世紀先進国はオーストリア
オーストリアはユーロ危機とは無縁の知られざる超優良国家だった。
オーストリアではエネルギー革命が起き、木材が今後の経済を握った!
オーストリアは真庭市のように木を徹底利用して経済の自立を目指す取り込みを、国をあげて行っている。
ガスや石油に頼らず、自国の天然資源木材を有効利用し、エネルギーに変えていく。
林業が最先端の産業に生まれ変わった。
人口1000万に満たないオーストリアの一人当たりの名目GDPは世界11位(日本は17位)。
北海道と同じくらいの国土を持つ小さな国オーストリアの秘密は里山資本主義にあった。

林業といえば衰退産業というイメージがありますが、これらの事例から森林面積が国土の70%を占める
日本だってオーストリアに学べば光が見えてくるのではないでしょうか。

東京五輪が決まり、今後10年間は経済発展の期待が見込まれます。
しかし、もっと先この国の未来を考えたときに本当に必要なものは何か。
「マネー資本主義」からの脱却、「里山資本主義」への移行。
一読の価値ありです。