「下町ロケット」
池井戸 潤
小学館

第145回直木賞受賞作品です。
かつて宇宙科学開発に従事していた男が、ロケット打ち上げ失敗を機会に宇宙開発から身を引き父親の会社を継いで車のエンジンを開発する中小企業の社長に転身。
ロケットエンジンのキーパーツに関する特許を巡る大企業との熾烈な戦い。
宇宙開発の夢を諦めず、町工場のエンジニアたちがプライドをかけてくりひろげるビジネスエンターテイメントです。
ものづくりにこだわるエンジニアたちの気持ちに共感し、一気に読了。
私も、かつては先端技術に関わるエンジニアの端くれだったことを思い出します。
最後の種子島宇宙センターでのロケット発射シーンでは、涙が抑えられません。
「自動カウントダウン・シークエンスに移行します」
「4、3、2、1」
「ロケットブースター点火!」
「モノトーン リフト・オフ!」
思わず、JAXAのサイトへ移行し、HⅡロケットの打ち上げ映像に見入ってしまいました。