ペガサス世田谷経堂教室のブログ 不登校を経験した先生が、子どもの自発性の育成に取組む塾

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10代の時に、勉強が楽しくなくなって不登校になった経験から、何のために勉強するのか、と向き合う場が必要なのではと考えました。
子供たちの「学力」はもちろん、「自ら考え、自発的に行動する力」を育てる塾の様子を書いています。

塾へは電車で通勤しています。

改札を「ピッ」と通り過ぎて、ホーム出るためには、長い階段を上ります。

普段はエスカレーターで上がるのですが、運動不足解消のため、階段を使うようにしています。

ゼェゼェ言いながら上っていて、思ったことがあります。

指導って、この階段に似ているなぁと。

 

ほんの最近、入塾してきた人がいます。

理科が苦手で、塾で指導してほしいと要望のあった人がいます。

今の時期。

まだ定期考査まで余裕があるので、まずは最近学習したところから復習をしよう。

そう思って問題を準備しました。

 

いきなり問題集!

は大変かと思い、塾に取り入れている映像課題を見てもらい、問題集の方に取り組んでもらいました。

 

そうすると、私が思っていたよりも、本人には難しかったようで。

なかなか手が進まない。

 

指導しつつ、何とか解ききったのですが、もう一度やった時に、本人一人で全部できるだろうか……そう思った時に、私の中では、ノーでした。

 

映像授業を理解する力が足りなかった?

問題を読む力が足りない?

読むのが苦手だからいけない?

 

どれも違う。

問題集のステップが高過ぎたのです。

 

駅のホームに向かう階段のステップ。

この段がもし、3倍の高さだったら。

上れないでしょう。(少なくとも私は)

余程足が長いか、身体能力が高いか、何か道具を持っているか。

 

何かないと、特に運動不足の私は足が上がりません。

上れない自分が悪い、と責めるよりも、そもそも、段のステップをもう少し低くすればいいんです。

 

勉強もそうです。

ステップが高すぎると、上れないのですよね。

個別指導の良いところは、ステップを調整することができるということ。

 

翌日(つまり昨日)ステップを少し下げた問題をもう一度解いてもらったら、そちらは本人の力だけで何とかクリアすることができました。

私が準備した課題のステップが、高過ぎたんですね。

何度か繰り返すことで、当初手も足も出なかった問題も解けるようになりそうだな、と思いました。

 

 

いきなり高ステップの問題を解くことができる人もいれば、ホップ・ステップ・ジャンプみたいに、何段階か問題を準備することで、高ステップの問題を解けるようになる人もいます。

見極めが凄く大変で、これを見誤ると、ガクッと成績が落ちてしまう。

いや、伸び悩んでしまう、ということが起きてしまいます。

 

実際、他塾から転塾してきた人に、これまで使っていた問題集を見せてもらったら、とても難しいものを持っていた、ということがありました。

なので一旦、学校の教科書レベルの問題集に切り替えて指導しました。

 

レベル下げて大丈夫?

レベル下げないとついていけないってこと?

 

そういうことではありません。

実際にそうすることで、次のテストでは20点以上、一気にのびました。

 

いきなり高ステップの問題を解くのが合っているタイプじゃなく、

ホップ・ステップ・ジャンプと、細かいステップを作ってあげることが合っているタイプだったんですね。

 

子供に期待をし過ぎてしまうと、いきなりハイレベルの問題に手を出しがちですが、期待する時こそ、子供の学習スタイルをしっかり見極めた指導が大切です。