ある夜、ひとりの男が夢を見ました。

彼は、神と一緒に砂浜を歩いていました。

突如、空の向こうに彼の人生の場面が見えました。

それぞれの場面で、砂浜の上に
二組の足跡があることに気付きました。

ひとつは彼のもので、ひとつは神のものでした。


彼の人生の最後の場面が現れた時、
彼は砂浜の足跡を振り返りました。

彼は、彼の人生の多くの場面で
一組の足跡しかないことに気付きました。

それは、彼の人生において、
彼がとても苦しく、悲しい時であることにも気付きました。

このことは、彼を当惑させました。
そして、彼は神に尋ねました。

「神よ、あなたは言いました。

私があなたについて行くと決めた時、
あなたは、いつも私と共に歩んでくださると。

それなのに、どうして私が最も困難な時に
一組の足跡しかないのでしょう。

私には解りません。
私が、あなたを最も必要としている時、

どうして、
あなたは私をひとりにしたのですか?」


神は応えました。

「息子よ。愛しい子よ。
私は、あなたを愛しています。

私は、あなたを決してひとりにはしませんでした。

あなたが試練を受け、苦しんでいる間、
一組の足跡しかないのは、

それは、
私があなたを運んでいたからです。」


:詠み人知らず:



第5楽章:

クロプシュトックの讃歌「復活」より



合唱とソプラノ:

蘇るだろう、わが塵よ。

しばらくの憩いののちに、蘇るだろう。


おまえを呼びたもうた主こそ、

不滅の生命をお与え下さるのだ。

ふたたび花咲くために、

おまえは種まかれたのだ!

取り入れの主が来給いて、

穀物の束なるわれら死者を取り入れ給う。


アルト独唱:

おお、かたく信ぜよ。わが心よ!

わたしが何も失ってはいないことを!

おまえが憧れたもの、

おまえが愛したもの、

おまえが得ようと戦ったもの、

それらはすべておまえのものなのだ。


ソプラノ独唱:

おお、信ずるのだわが心よ。

おまえはいたずらにこの世に生まれて、

無為に生き、苦しんだのではないということを。


合唱とアルト:

生まれ出たものは滅びなければならぬ。

衰え失せたものは常にまた蘇る!

おののくことをやめよ!用意せよ!

生きる用意をととのえるのだ!


ソプラノとアルト独唱:

おお苦しみよ、すべてに染み透る苦悩よ!

おお死よ、わたしはおまえから逃れ出る!

すべての制服者であったおまえから。

いまこそおまえは征服されたのだ!

わたしはその勝ち得た翼をひろげて、

燃ゆる愛の力をかりて舞い上がろう。


いかなる目もとどかぬ光のもとに!


合唱:

その勝ち得た翼をひろげて…

わたしは舞い上がろう。

蘇るために、わたしは死ぬのだ。

蘇るだろう、わが心よ。

ただちにおまえは蘇るだろう!

おまえの心の鼓動は、

神のもとへとおまえを運んで行くだろう!







ぼくの情熱はいまや 流したはずの涙より
冷たくなってしまった
どんな人よりもうまく 自分のことを偽れる
力を持ってしまった

大事な言葉を 何度も言おうとして
すいこむ息は ムネの途中でつかえた
どんな言葉で 君に伝えればいい
吐き出す声は いつも途中で途切れた

知らない間にぼくらは 真夏の午後を通りすぎ
闇を背負ってしまった
そのうす明かりのなかで 手さぐりだけで
なにもかも うまくやろうとしてきた

君の願いと ぼくのウソをあわせて
6月の夜 永遠をちかうキスをしよう
そして夜空に 黄金の月をえがこう
ぼくにできるだけの 光をあつめて
光をあつめて…

ぼくの未来に 光などなくても
誰かがぼくのことを どこかでわらっていても
君のあしたが みにくくゆがんでも
ぼくらが二度と 純粋を手に入れられなくても

夜空に光る 黄金の月などなくても



詞 スガシカオ 曲 スガシカオ