天空の塔…ツカレタカ?もう、とっくの昔に疲れはて、気力で螺旋階段を登ってる。踊り場は、まだか…?少しでいいから休みたい。足の爪の伸び具合や、踏みしめる冷たい感触が気にさわる。時折、空を見上げては、大気圏は、どの辺りまでなんだろう…。ぼんやりと不安に思う。恐ろしいほどに蒼い空。いったい、どこまで続くんだろう。膠着状態だ…。天国があるかなんて知らない。天使がいるなら、会いたいよ。はやく…。ハヤク…。
苛酷なる世界に(2)なぜ、生きているの。なんでオマエが生きてるんだよ!嗚呼、何故…?…苦しくて、目が醒めた。呼吸がすごく浅い。冷えた空気を深く吸い込むと、胸が軋んだ。言葉には、とても強い力があると思っていたのに。どんなに尽くそうとしても、無力に響くこともあるんだ。虚構のなかで、求める真実を語ろうとすることが?騙るがいい。どんな理由があるにせよ、オマエは生きているのだから。せめて自分にできることをするんだ。乏しい共感力に胸を軋ませ、苛まれながら。小さくて、儚い祈りを。器なる身体に永遠の魂を繋ぐ心よ。引き千切られ、焦げ付いたその自我の痛みが…、唯いちどきりの、尊いあなたの心が癒えますように。どんな残酷なシナリオに、従わなければならなかったとしても。
苛酷なる世界に(再) 強く生きていかなくちゃ…。それなのに僕は、この惑星の重力にすら負けそうで、仰向けに見た天井が歪む。なんにも考えちゃいけない。幸福になりたいのなら。毎日のようにテレビから、惨いニュースが流れてるけど、それを観ながら、ごはん食べてる。それほど、人は鈍くて強い。虐待を受けた子供たち、乱暴された人々。差別や貧困や飢えや孤独。目の前で誰かが死んだとしても、自分の指先を怪我した痛みのほうがリアルだ。嗚呼。嗚呼。嗚呼。それでも、日常を生きてる。せめて、自分にできることをする。希望や喜びを見つけようとしてる。小さくて、儚い祈り。なんで、なんで生きてるんだろう。この黄昏の世界で。