…ツカレタカ?


もう、とっくの昔に疲れはて、

気力で螺旋階段を登ってる。

踊り場は、まだか…?

少しでいいから休みたい。

足の爪の伸び具合や、

踏みしめる冷たい感触が気にさわる。


時折、空を見上げては、

大気圏は、どの辺りまでなんだろう…。

ぼんやりと不安に思う。

恐ろしいほどに蒼い空。

いったい、どこまで続くんだろう。

膠着状態だ…。


天国があるかなんて知らない。

天使がいるなら、会いたいよ。

はやく…。

ハヤク…。



なぜ、生きているの。

なんでオマエが生きてるんだよ!

嗚呼、何故…?


…苦しくて、目が醒めた。

呼吸がすごく浅い。

冷えた空気を深く吸い込むと、胸が軋んだ。


言葉には、とても強い力があると思っていたのに。

どんなに尽くそうとしても、無力に響くこともあるんだ。


虚構のなかで、求める真実を語ろうとすることが?

騙るがいい。どんな理由があるにせよ、

オマエは生きているのだから。


せめて自分にできることをするんだ。

乏しい共感力に胸を軋ませ、苛まれながら。


小さくて、儚い祈りを。


器なる身体に永遠の魂を繋ぐ心よ。

引き千切られ、焦げ付いたその自我の痛みが…、

唯いちどきりの、

尊いあなたの心が癒えますように。


どんな残酷なシナリオに、

従わなければならなかったとしても。




強く生きていかなくちゃ…。

それなのに僕は、

この惑星の重力にすら負けそうで、

仰向けに見た天井が歪む。

なんにも考えちゃいけない。

幸福になりたいのなら。


毎日のようにテレビから、

惨いニュースが流れてるけど、

それを観ながら、ごはん食べてる。

それほど、人は鈍くて強い。

虐待を受けた子供たち、

乱暴された人々。

差別や貧困や飢えや孤独。

目の前で誰かが死んだとしても、

自分の指先を怪我した痛みのほうがリアルだ。


嗚呼。嗚呼。嗚呼。


それでも、日常を生きてる。

せめて、自分にできることをする。

希望や喜びを見つけようとしてる。


小さくて、儚い祈り。


なんで、

なんで生きてるんだろう。

この黄昏の世界で。