…あの子は、快復に向かっている。

はい。。。

けれど、まだ不安定な状態も否めない。

もう少し、今の治療を続けるつもりだ。



…白い壁、白い天井、白いお部屋。

私は、ずいぶん前からここにいる。


いまは、物語を書くことが、

私のなかの物語を書くことだけが、

生きる気力を灯す

燃料となっているに違いないのだろう。




狼少年。そんな大げさな事を聞いてはいないよ。


でも、天使さまは、わたしを責めに来たんでしょう?


天使は、悪戯っぽく見つめた。


伝えに来たのだ。


ミツバチは、新しい巣を作り、花たちも再び歌い、


懸命に前に進んでいる。怒りも癒えているよ。


そうなんだ。


しかし、おまえは何故すぐに逃げる?


誰しも弱さはあるが、


向き合い、対話で解決できることもあろう。


狼少年は、天使をじっと見つめた。


それとも…、


ちょっと勇気がないのかな?


天使は、また悪戯っぽく微笑った。





君が辛いという事、

君が悲しいという事、

君が切なく渇いているという事、

すべて私にとって愛しいし、

透明な季節の一編です。

この悲しい時期も人生と思い、

大事にあえてゆっくり過ごしてください。

どうか真っ直ぐ前を向いて。

~実在しない時の吟遊詩人マヌエス・コムサールの神話より~



※敬愛する友にも伝えたい詩です。
あたたかな励みとなるように。

どうか引用をお許し下さい。
この詩を教えて下さったかたに感謝します。