「物語を書くときのルール」


物語を考える時、心に浮かんだ映像や言葉を、

なるべく正直に書くこと。

表現方法やジャンルも、なんでも構わない。

実在の人物や空想、

あるいは、複数をミックスしてもよい。

多少、つじつまが合わなくても気にしない。

物語も、結末も、複数あってよい。


それから、ここが大切なんだが、


無理にハッピーエンドにしようとしないこと。

途中、悲しくて辛くなるかもしれないが、

それを無理に止めないこと。

闇を静かに眺めていなさい。

闇のほうも、同じように君を眺めているはずだ。


この方法は、君が君自身を癒す手助けとなるだろう。

君が創作した作品は、君に許可を得ない限り、

私とたまきさんしか読むことはありません。


            博士より。




トンネルは、迷路ではない。


進むことによって、出口に近づくものだ。


これが、井戸だとしたら、


多少は、骨が折れるけれど。



ソフィー、書けた?

…上手く書けたかどうか…。

上手く書こうと思わなくてもいいよ。

ソフィーの心に浮かんだものを書けばいい。

見せてもらえる?

タイトルは…、まあ「狼少年」。

イソップ童話の「羊飼いと狼」でも知られているね。

たまきさんは、にっこり微笑った。