人類に贈るセレナーデ モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 | 『~鏡花水月 ~』

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鏡に映る花の如くに美しく

みなもの月の如くに脆く儚く

この世は幻 森羅万象は夢の中

我は心のままに詩を詠み続け

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こんにちは、「鏡花水月」 の紫雨(むらさめ)でございます。
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モーツァルトの音楽

モーツァルトはその生涯において
数多くの軽快で明るい曲を残し続けた

そしてそれは現代においても
人々の生活の中に自然に溶け込むように
じんわりと浸透している

「功績」という言葉を使うことを許されるのであらば
現代においてもクラシック音楽を
現代人に自然に受け入れさせた功績は大きいとさえ思えるのだ

ブログタイトル 彼の音楽の多くは難しいことを考えずに
理屈抜きの感性で聞けてしまうところがある

特に弦楽奏の軽やかさ・華やかさは素晴らしく
音も無駄音が多すぎることも足りなすぎることもない
いわばBGMとして聞けてしまうほどの気楽さ
また同時に自然さがあるのだ


また人間の心に音楽が与える影響についての研究の際
よくモーツァルトの作曲した曲はよく使われる
とくに「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は
中でももっともよく使われるのではないだろうか


自然によどみなく流れる音楽

この「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」については
有名な「ディベルティメント(軽快な娯楽的な曲のジャンル)K.136」と同様

無駄のない端整で完成度の高い音楽的な価値と
引っ掛かりのない音楽への聞く者への人気を兼ね備えた
モーツァルトの作曲能力がフルに発揮された名曲である

ブログタイトル 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ドイツ語をいくつか組み合わせて 
モーツァルトが曲に付けた表題だ

日本語にすると「一つの小さな夜の音楽」
という意味になっているそうだ

元々この曲は「セレナーデ」として作った最後13番目の曲として
モーツァルトが31歳の頃作曲した作品である
「セレナーデ」という言葉の意味は広義にわたっているが
この場合 野外のパーティーのようなもので演奏される曲という感じである

作曲された時期 モーツァルトは好評だったオペラの作曲をしながら
またプライベートでも 「父の死・ベートーベンとの邂逅後」など
精神活動の高い作曲能力も充実した時期の作品であったといわれている

ブログタイトル しかしこの曲が初めて出版されたのは
モーツァルトの死後36年ほども後のことであり
更に 世界的に広がったのは
その数十年以上後のことであったという


曲は大きく4つのパーツ つまり4楽章形式で構成されているが
曲に付けられた目録からは5つのパーツから構成されているといった
音楽用語が付けられており
そのうちの1つのパーツが省かれており

譜面の紛失として扱われており 意図的に誰かが省いたのか
ただ紛失してないのか はっきりしていない

ブログタイトル 作曲された目的もはっきりしていない曲であるが
一説には 父の死後すぐに作曲された
自由な娯楽的要素を持った音楽ジャンルの
「ディベルティメント」で「音楽の冗談」と題した 
酷く次元の低すぎる曲をどうも意図的に作っており

その作曲した冗談音楽とバランスをとるのために
高度な作曲能力を発揮して作曲されたと
推測する学者もいた


曲は全楽章通してバランスよく完成度の高い出来になってはいるが
各楽章単独で聞いても十分楽しめるレベルに達しているといわれている
自然で安心して聞いていくことのできる曲である

それでは
「セレナーデ13番 ト長調 K.525 アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
第一楽章 アレグロ
第二楽章 ロマンツェ アンダンテ
第三楽章 メヌエット アレグレット
第四楽章 ロンド アレグロ

好きなスタイルで聞いていただきたい


・第一楽章 アレグロ





・第二楽章 ロマンツェ アンダンテ





・第三楽章 メヌエット アレグレット





・第四楽章 ロンド アレグロ


「最後まで読んで頂き感謝 心よりの感謝を込めて・・・
 迷える子羊に 神のご加護があらんことを・・・ 」 合掌


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