学校から帰ってから、最近、土を掘ったり植物を世話するのが好きな息子に、
大家さんちの畑の雑草を刈ることをさせました。一緒にしました。
そのあと、息子がまた、土掘りとかをしそうだったので、朝顔のタネを植えようと持ちかけて、
4つほど、使ってなかった鉢に、小石と土を入れさせました。
そのあいだ、家の玄関のすぐ前にある木が、前々からアブラ虫にいっぱいたかられていたのが気になっていたので、ついつい、切っていたら、本格的に伐採し始めてしまいました。
ハサミで切れないところは、ノコギリを持ち出して・・・
当然、息子もやりたがりました。最初は止めて、やり方を見せていたけど、そのときはちゃんと言うことを聞いて見ていたので、息子にできそうなところを、ノコギリ(と言っても、昔、レジンという樹脂で作った物を切るのに使ってた、ハンディサイズのかるーい物です)で切らせてやりました。
そしたら、私が、残りの枝をハサミで切って始末してる間に、どんどん、調子に乗って、枝を切ろうとした。
・・ので、止めて、ノコギリを取り上げました。
今度は、花に水をやろうとして、泥のついた靴のまま、玄関に上がってじょうろに水をくんでたので、また怒りました。
そして、息子が、竹箒?を持ってきて、木の枝を、前に大家さんが伐採した枝をためておられた場所に、掃いて片付けようとしてくれました。
・・・そこまではなんとかかんとか、怒ったりほめたり、助けにもなったりしてたので、よかったのですが、、、
そのときにちょうど、お隣りのOさんが来られたので、(伐採した枝を置く場所が、お隣りに続く今は使ってない門の前だったので)
「アブラ虫がいたので、切っちゃいました。すみません。少しずつ片付けますので、2~3日、置かせてもらってもいいですか?」
と話すと、
「なにが、なにが(いいよという意)。さっき、Rちゃんが、『おばちゃん、木にアブラ虫がいるよ』と教えに来てくれたのよ。本当は、大家さんがしならんといけんのにねー」
と言われたので、
「いえ、うちの家の前ですから・・・」
と言ってると、息子が唐突に、枝(のこぎりで切り落とし、小さい枝が4~5本はえている、直径2~3センチはありそうな枝)で「Oさんを、えいやっ!」と、一回りして、攻撃しました。
Oさんはびっくりして、痛かったのもあると思うし、、、
慌てて、ダメ!っと叱って止め、
「すみません。」
と何度か謝って、息子に、
「人にぶつけちゃだめでしょう」
と言っていたら、今度は、ご近所のおばさん(たぶん、だいぶ前にお菓子を持ってきれくれた)に、突然、泥にまみれた手袋をはめた両手で、タッチというか、アタックというか、しました。
おばさんの持っておられた、品物の良さげな(上品な身なりだったので)コートに、少し土がつきました。
「すみません!コラ!○○。ダメでしょ。・・・・すみません。ほんとに。クリーニングさせてもらえませんか?」
と言ったんだけど、おばさんは、最初呆然、そして憤慨を隠し、クリーニングについては、いいですからと言われた。
どうやってお詫びをすればよいのか・・・・
もしかしたら、枝を持って、えいやっ!としたのは、ゲームの影響かもしれない。
プレステ1の牧場物語にはまったあと、とうさんにプレステ3をクリスマスに買ってもらい、しばらくは放っておいたんだけど、プレステ1に飽きてきて、牧場物語の流れを汲む、『ルーンファクトリーオーシャンズ』という、プレステ3のゲームを中古で見つけて、買った。
それは、牧場物語と同様に、というか、もっと、街の人たちと会話をする場面があり、時間の概念もある。
くたびれたり、遅くなったりしたら、倒れて風邪を引く。また、無理をした次の日には朝寝坊する。
また、モンスターを仲間にして、見つけた島で、精霊魔法を使って、モンスターに作物を育ててもらうというのが主なストーリー・・・と思って買ったのだが、ストーリーを進めていくうちに、思ってた以上に、モンスターを退治するという要素が強くなってきた。
また、モンスターを退治したら、そのモンスターが何か宝とか品物を落としてくれて、それをもらうことができる。
そして、最近では、仲間にすることもできる(わりとかわいらしい)モンスターを、討伐することに、なにか矛盾を感じ始めていた。。。
でも、一時期ほんとに私のほうがはまってしまって・・・息子の前でしたり、私はストーリーを進めていく上で、仲間モンスターの世話をしたり、街の人の依頼を受けたりすることが増えたが(それがけっこう大変;)、息子にも30分だけと約束してさせていたが、主にモンスター退治にはまってしまい・・・武器も色々作って使い分けられるから、それも魅力のひとつで・・・ぐるっと回転して相手を倒す技などもあった。
前からその傾向はあったが、特に、その技の影響で、居間でぐるっと跳びながら回転(スケート選手のように)するので、まあ、人や物にあたられるよりは、ひとりで回転して、エネルギーを発散してくれたらいいかなと思い、
「人に当たらないように回転してね」
と言っていたのだけど・・・下校中も、回転して、道路ではしないようにと注意したこともあった。それ以来、下校中は見ていないけど、教室ではどうだか・・・?
で、とうとう、今日、ちょうどルーンファクトリーに出てきた精霊の杖のような枝があったので、それを咄嗟に使ってみたくなって、Oさん(お隣りのおばさん)に技を使ったのかもしれない。
もしかした、Oさんが大家さんの悪口(ほんとは大家さんがしならんといけんのにねという)を言ってたからかとも思ったが、それは深読みだと思う。でももしやと思って、仮にそうだとしても、叩いてはいけない。
「たとえ、人が悪いことをしたとしても、モンスターと違うから、退治してはいけない。口で言わないといけない」
とか、ほかにも、色々、つい、ぐちぐちと、お小言というか、文句というか、ダラダラと諭してしまった。
Oさん好きでしょ?今日も、Hちゃんが好きで一緒に帰りたかったのに、追っかけて嫌がられたでしょ(Hちゃんにはあやまって、私から事情を言って、許してもらって一緒に帰った)嫌われてもいいのか?と聞くと、
「イヤだ」
と言う。
「○○は、イヤなことや怖いことをする人が好きか?」
と聞くと、
「嫌い」
「じゃあ、好きな人に、イヤな思いをさせていいの?」
と聞くと、
「いけん」
と言うが、それをがまんできるかと問うと、それは「自信がない」と言う。(これが息子の最大の悩みだ。お地蔵さんや仏さんにまで、「○○をいけんことをしないように、がまんできる子にさせてください」とお祈りしていた。)
「でも、本当に、『おもしろくてもがまんしよう』と、自分で思わなきゃダメだよ。そうじゃないと、誰にも会われんようになってしまうよ(実際、年少のときに、近所の赤ちゃんの足を引っ張って、それ以来、私が、外に出たり、大家さんとこに行かせるのが億劫になり、閉じこもりがちになった)」
と、そろそろ、真剣に考えてもらいたい。そういう年頃だと思って、本気で話した。
・・・・けど、息子がOさんと通りがかりのおばさんに悪さをしたとき、そのあと私が息子に注意をし、枝の始末をしているとき、聞こえるように
「この子はほんとにしょうから(やんちゃ)だわ。きょうとい(怖い)。さっきもし、枝で叩かれたときに、私が倒れてケガでもしてたら、どうなったことか・・・○○ちゃんは、あんなにいい子だったのに、このごろ悪い子になった。」
と、おばさんと、出て来られたご主人に話しておられるのを聞いて、何度か
「すみません」
と言ったけど、私の言い方で、相手にちゃんと気持ちが伝わったかどうか・・・私は、謝罪の気持ちより先に、「どうしよう!?」という気持ちのほうが強かったので、ほかになんと言っていいか、思いつかなかった。
だけど、「○○ちゃんは悪い子になった」という言葉を聞いて、胸が痛んだ。今でも思い出すと、涙が出てしまう。
こういうことで、発達障害の人たちは、生き辛くなるのだろうな。。。
でも、息子には、
「お母さん、Oさんが『○○ちゃんが悪い子になった』って言われて、悲しい。ここに住み続けるのが辛い」
と、本当の気持ちを話した。
でも、そうなってしまった責任のひとつに私がある、私のせいもある。と思うと、よけいにせつない。
私は息子を本気で叱るけど、ほんとにムカつくこともあるし、イラっとくることもあるけど、
本当に、息子に幸せになってもらいたい。人に愛されて欲しい、そう願って叱る。
でも、他人から息子が悪く言われるのは、本当に辛い。
だって、本当は、とっても人が大好きで、もっともっと人に甘えたい、おばちゃんにかまって欲しい、お友達とも遊びたい。本当に、人が好きな子なんだって、わかってるから。
人に認めてもらいたいし、手伝ってほめてもらうのが好きだし、お母さんのことを気遣ってもくれるし、
機嫌のいいときは、本当にまじめで素直でいい子で、賢くて(たぶん、性格に関するコンプレックスからか、賢いというところを、特に人に認めたがってもらっているようで、それで、『むりょうたいすう』とか、『○億円ちょうだい』とか言っていたらしい;)・・・・結局は親ばかなんでしょうが。
でも、私も、息子に手をあげたりしたから。
息子が口で言っても聞かないとき、叩いて戒めようとしたから・・・。
私がもっと穏やかな母だったら、息子はもっと違ってただろうかと思ったり。
ただただ、悲しい。
せっかく、支援級に居場所ができてきて、今日は連絡帳にがんばっているとほめてあって、あと、課題が2つ書いてあって、先生が、息子のことをつかめてきてくれたと喜んだばかりだったのに。
また、私の心が不安定になりそうで。
心理的ストレスから、疲労が抜けなかったり、息子に対して余裕がなくなったり、するのが心配。
とにかく、今は頭の中でまだ先ほどの出来事がぐるぐるしてるんだけど・・・息子は、泥を落とすために風呂に入れている・・・私は先にシャワーで済ませ、息子を洗って出てきた。息子ひとり、風呂で遊んでいる。
赤ちゃんの頃から、泣いてても、風呂に入れてしまえば機嫌がよくなる子だった・・・
とりあえず、息子には、当分のあいだ、(人を痛いめに合わせなくなるまで)ゲームは禁止にした。私も、辛いけど、息子の前ではゲームをしないと誓う。でも、息子が学校に行ってるときや寝ているときは、やってしまうかもしれない。
息子はきのう、プレステ1のほうの牧場物語をやりたがって、久しぶりにしていた。それは、モンスター退治とかはなくて、土を掘って鉱石を取り出したり・・・ほんとは農作物や家畜を育てるのがメインなんだけど、最近息子は、宝石を掘りたがっていて、土を掘るのにこってて・・・それは、テレビで、ダイヤモンドを土から掘る(イッテQ、あるいは、ダッシュ村、みたいな?)のを見てからだと思う。
それで、今日も、鍬?を使いたがったんだと思う。
それに、こないだトムソーヤ牧場に行きたがったのも、最近、わんわんたちと一緒に、自分の布団で寝るようになったのも、それはいいことなんだけど、たぶんそれも全部、ゲームの影響(>_<)
ただ、息子の場合は、ゲームをゲームで終わらせないで自分で武器を作ってみたり、地図を書いてみたり、わんわんのぬいぐるみに話しかけたり、あそびに取り入れて、ゲーム自体にはそんなに興味はないみたいで、ゲームがなければないで、きのうは私とUNOをして(ゲームをやめさせたあと)遊んだし・・・だからいいんだけど。
困ったのは、この母が、ゲーム中毒だということ。というか、私は常に、何かに中毒せずにはいられないんだ。何か夢中になることが常にないといられないというのは、アスペルガーという診断が降りる前、というか、アスペの存在とか、発達障害とかについて知る前、息子が生まれる前にも気づいていた。
・・・・書き出すときりがないや。
息子が風呂から上がったので、とりあえずここまで。
長くなってごめんなさい。