「○○ちゃんは良くできるのに、あなたって子は…」
誰かと比較して、お子さんを追いつめていませんか?
それを口にする度、お子さんは自信をなくしています。
自分はダメな子なんだと、思っています。
私も幼い頃から両親によく言われましたが、
言われる度に、自分はダメな子なんだという劣等感だけがつのっていきました。
大人になって自己啓発や成功哲学を学んでからは、そういう劣等感もなくなりましたが。
だって、私は○○ちゃんではないし、
○○ちゃんができるから、私も同じようにできるとは限らない。
あるいは、私にできることでも、○○ちゃんはできないかもしれないし。
私は私。他の何者でもないのです。
私はどんな人間で、何がしたいのか。
したいことをどのように形にするのかということ。
誰かではなく、自分がなりたい自分になるということ。
それを考えるれるようにしてあげるのが、親の役目です。
比較するとしたら他者ではなく、
「この前はできなかったのに、今はできるようになったね」
と、どんな小さなことでも誉めてあげてください。
それぞれの個性や得手不得手があるから、人間なんです。
だから、人生は楽しいんです。
誰かと比較されて育ってきた人は大人になった時、
その劣等感から人を攻撃することもあります。
あるいは、誰かと比較して人を傷つけたり…
マイナスエネルギーの渦に人を巻き込んでいく人になります。
誰かとの比較は、決して向上心にはつながりません。
自分自身としっかり向き合いながら、本当の自分を生きる。
そういう生き方を、子どもたちに教えていかなければならないと思います。