今は亡き大先輩がひいきにしていた「ヨシカミ」でビーフシチュー

先日、浅草の人気洋食店「モンブラン」に行ったのを切っ掛けに浅草の洋食店をめぐってみようかと思いました。浅草ではうなぎ店、釜めし店、天ぷら店、とんかつ店などはあらかた制覇しましたが、洋食店は昨年から今年にかけて「メヒコ」に通ったくらいで、「モンブラン」と合わせて2軒しかクリアしていません。ほかの洋食店にも行ってみようと思いました。

どんな店があるのかも思い浮かばなかったので、青木英夫大先輩に聞いてみると、すぐさま数軒の洋食店を挙げてくれました。「ヨシカミ」はそのうちの1軒で、やはり大先輩ですでに亡くなられたサトケンさんが、ひいきにしていた店とのことです。サトケンさんは浅草の隣、台東区寿にお住まいでしたので、浅草は自分の庭のようなものでした。そのお勧め店なら、まず行ってみなくてはと思ったのです。

洋食店で食べるものといえば、やはりビーフシチューかと思います。「メヒコ」では蟹、「モンブラン」ではカキフライを食べましたが、これから行く洋食店では主にビーフシチューを食べたいと思います。

天ぷら屋さんの「天藤」の先にある「ヨシカミ」は、いかにも街の洋食屋さんといった雰囲気です。ちょっと裏通りのような感じの場所なので、浅草には何度も来ている私も歩いたことがありませんでした。ランチタイムには行列店になっているようでが、この日の夜はすんなり入れました。店に入るとけっこう広く、奥の見えない部分も席があるようでかなりのキャパシティです。客も満席に近いような賑わい振りです。オープンキッチンのカウンター席に座ったので、元気良く声をかけて注文を伝達しながら調理を進めるコックさんの様子が良く見えました。

注文したのはカップスープ、コンビネーションサラダ、ビーフシチューです。写真を撮り忘れたカップスープは、出されてすぐに口に入れたら思い切り熱くて口内を火傷しそうでした。コンビネーションサラダはけっこうなボリュームで出てきて、マヨネーズが山盛りになっているのを見てびっくりです。真っ黒いソースのビーフシチューは、これこれという感じ。期待いっぱいにソースを口にしたら、とてもおいしいのですが、薄味党の私には塩気が強すぎる感じでした。私の好みにジャストではないのはやや残念でした。それでも昔からの洋食屋さんの雰囲気が味わえたのは良かったです。会計は650円＋1000円＋2600円＝4250円(税込み)でした。

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