16日はよんどころなき事情で浜松まで。浜松はクルマで行くか新幹線で行くかを迷う距離です。今回は目的地が駅から遠い場所だったのでクルマで行きました。昔と違って、御殿場から先で制限速度が120㎞の新東名が使えるようになったので、かなり楽になりました。

浜松まで行かないと済まない用事でしたが、行けばすぐに終わる用事だったので、その後にさて何をするかと考えて、前夜のうち見つけたのが豊田市美術館で開催しているホー・ツーニェンの『百鬼夜行』でした。浜松から豊田まではかなりの距離がありますが、せっかくなので足を運ぶことにしました。

ホー・ツーニェンはシンガポール出身のアーチストで、映像、インスタレーション 、サウンド、演劇などさまざまな領域にまたがって、見る者を魅了する作品を発表しています。この展覧会では『百鬼夜行』のタイトルの通りに、奇怪かつ滑稽な100の妖怪たちが、画面の闇の中を練り歩いて行きます。ろくろ首やら、のっぺらぼうやら、犬猫が化けたものやら、ありとあらゆる妖怪が登場してきました。

それだけでなく、別の画面では第二次世界大戦中にマレー連邦で活動した日本人が、 妖怪たちの姿を借りて登場してきます。ともに「マレーの虎」の異名を持つ山下奉文大将と、60年代のテレビ番組で活躍したヒーローの「怪傑ハリマオ」も登場し、その陰で暗躍した陸軍中野学校の関係者も絡んできます。日常の裂け目から現れる妖怪は、魔に魅入られた時代を映し出すものでもありました。この展覧会の中では虎が大きなポイントを占めていて、ハリマオはマレー語で虎を意味します。

マレー人(シンガポールは1963年に分離独立)であるホー・ツーニェンが、日本の歴史にも通じているのはちょっとした驚きでした。また展示は基本的に動画です。映画館ではないので椅子に座って見るような形にはなっておらず、基本的に立って見ることになるのはやや辛いものがありました。

 

 

 

 

 

美術館の後は一路清水市へ。「かん吉 清水店」というしなぎ屋さんを目指しました。浜松に行ったのなら浜松でうなぎにすべきなのかも知れませんが、清水にちょっと知られたうなぎ屋さんがあり、その女将さんがときどきこのブログを読まれていて、“いいね”を付けてくれることがあるので、どんな店なのか気になって確かめに行ったのです。立派なホームページを持つ店で、食べログのうなぎ百名店に2年連続して選ばれているとのことです。

午前中の予約時にメニューも注文しておきました。特撰肝入り重と肝わさです。うな重に肝焼きを乗せるのは、東京ではあまり見ませんが、名古屋を地盤に日比谷にも店を出している「うな富士」に同様のメニューがあるので、中部地方などでは多いのかも知れません。また肝わさも提供している店はあまり多くはありません。電話をしたときに両方を注文できるかと確かめたら、大丈夫とのことだったので、両方を頼みました。肝は取れる量が決まっていて、肝吸いにも使いますから、そうそう提供できるものではありません。その意味でやや大人げのない注文の仕方でしたが、せっかくなので注文を通してもらいました。

肝わさは席に座って5分くらいで割とすぐに提供されました。肝を茹でたものでわさびを乗せ、少し醤油を付けて食べます。味も歯応えというか食感もなかなか良いものでした。提供された量は多すぎることなく、物足りなさを感じるような少なさでもなくて良かったです。

しばらくして提供された肝入り重は、うなぎ1尾分のうな重の上に肝焼きが乗せられています。肝焼きはタレで味付けされています。うなぎは関西風の地焼きでした。関東風の蒸しが入っていないので、皮はパリパリに焼かれています。肉厚うなぎの身の部分も表面は焼きによってかりっとした感じに仕上がっていて、身の中身は蒸したうなぎほどのふわふわ感ではありませんが適度な柔らかさです。

うなぎが1尾分だけだと物足りなさを感じるところですが、肝焼きが乗せられていることでちょうど良い量になっていました。また、最近は東京でも少しずつ関西風のうなぎを食べられる店が増えていますが、大半は蒸したうなぎです。私は関東人なので蒸したうなぎに慣れているのですが、たまには地焼きも良いなと思いました。特撰肝入り重が6050円、肝わさが1000円で7050円(税込み)でした。

黙って帰るのも失礼なので、帰りしなに女将さんに挨拶をさせていただきました。

 

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