26日は芝公園の岩谷水素ステーションと一体になっているトヨタのミライショールームに行って、2代目ミライの試乗をさせてもらいました。2代目ミライには、先に1000㎞走行チャレンジに参加したとき、国沢さんの所有車に2時間乗りましたが、その間は全神経をエコランに集中させる形だったので、新型ミライについて分からないこともたくさんでした。また芝公園にあるミライの試乗車には最新の運転支援(自動運転)システムが搭載されているとのことで、それに対する興味が強くありました。私が乗っていた初代ミライでは、運転支援システムが当時としても最新の仕様になっていなかったからです。
試乗では、芝公園から首都高に乗って湾岸線に出て、浦安まで行って帰ってくるというコースが設定されていました。ミライの運転支援システムは高速道路での使用を前提としたものなので、一般道や首都高の都心環状線では使えず、環状線から分かれてレインボーブリッジに向かうとシステムが働いて手放しでも走れるようになります。ドライバーはいつでも前方を始めとして周囲の状況に注意を払う必要があり、状況によってはいつでも自分で運転できるようにしていなければなりませんが、ドライバーにかかる負荷はかり低減される印象です。今回は片道20㎞くらいの距離を走っただけで、その間の一部で自動モードが使えただけですが、高速道路を使って長距離を走るときには相当に楽になると思います。
システムでは、手放し運転だけでなく、車線変更も自動でやってくれました。設定速度(速度制限+15㎞/hまで設定可能)で走っていて、前方に遅いトラックなどがいて、なおかつ右の追い越し車線の後方にクルマがいない状態では、システムが針路変更の許可を求めてきて、ドライバーがバックミラーで後方確認をした上でOKの指示を出すと、自動で車線変更をします。このときにはステアリングに軽く手を添えている必要がありますが、実にスムーズに車線変更をしてくれました。この日は首都高湾岸線が空いていたので、このようなモードを貯めるような状況になりました。
この運転支援システムを手に入れるには+60万円ほどの出費が必要ですが、今後より高度な制御が採用されるようになるときにはバージョンアップをしてもらえるとのことでした。2代目ミライを買うなら選択しておくべきでしょう。
2代目ミライは運転支援システムのほかにもいろいろな部分が進化していて、限られた試乗時間とコースの中では試せたこと、試せなかったことがあたました。走りは格段に力強くかつスムーズさが増したように思えました。今回はエコランではないのでラフな加速も試すなど、いろいろな走り方をしましたが、それでも燃費の表示は100㎞/㎏でした。ボディが大きく重くなっていますが、燃費はむしろ改善されている感じです。ただ、ボディが大きくなった割に後席の居住空間はむしろ狭くなっています。従来の4人乗りから5人乗りに変わったとはいえ、足元空間が狭くなっている上、水素タンクによって大きなフロアトンネルが作られているので5人目が乗るのはけっこう大変そうです。
ミライの購入を考えると、価格が上がったのと同時に、国や都道府県などからの補助金がやや減額されたのもやや厳しいところです。水素ステーションはだんだんに増えていますが、ガソリンスタンドほどたくさんあるわけではないので利便性に制約があります。電気自動車の充電時間に比べたら、燃料電池車の水素充填時間はとてつもなく短いですが、近くに水素ステーションがある人でないとそれを実現できません。いずれは水素の時代がやってくるのは確実だと思っていますが、それに至る過程ではまだまだいろいろなことがあるでしょう。

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