
ろうきんと全労済はともに、労働者の自主的な福祉事業団体です。特に全労済については任意の自動車保険よりも割安な掛け金で加入できるマイカー共済を募集していて、一定の人気を集めた時期もありました。ただ最近は、通販型の自動車保険によって価格的なメリットが薄れ、労働者生協の組合員向け商品としての性格を強めていました。
ろうきんと全労済では、根拠とする法律が違うこともあって単純なコラボレーションができるわけではないのですが、ろうきんの窓口での共済の募集が認められるなど、状況も少し変わってきました。さらに未曾有の経済危機の中で困窮を極める労働者も増えているため、暮らしの相談窓口から就職安定資金融資、そしてマイクロクレジットなどまで、さまざまな方策をとったり、研究したりしていくとのことです。
今回の協同宣言は、共同宣言ではなくあえて協同宣言としたとのことですが、あまりにもきれいごとの建前論といった印象も否めません。新しい生活者福祉を本当に実践して行けるかどうか、注目するとともに期待しておきたいと思います。
写真はろうきんの岡田理事長(左)と全労済の石川理事長です。