2013年春のTVアニメ『翠星のガルガンティア』の視聴を完了。
これより、従前のように感想を記載する…(^-^;
王道的に面白い作品だったね。
虚淵玄のシリーズ構成、エロマンガ界トップの金の取れるイラストを書く鳴子ハナハル先生のキャラ原案、監督が村田和也(元ジブリですね)というスタッフで注目された作品。だけど、一番印象に残っているは美術の素晴らしさだね。
寄り合いの海洋国家?的な大船団と海の青さに、動力付グライダー?が美しく飛ぶ姿は、場所こそ違うけどちょっとナウシカっぽくてキレイだったねぇ。船団国家のアイディアはなかなか素晴らしいなぁと気に入っている。
あと、音楽が良いねぇ。この作品にマッチした海洋風?なBGMや日常シーンのちょっとした感じが楽しく、かつおおらかに流れるのは、BGMの力が大だ。
もちろん女の子キャラは素晴らしくかわいくて、メインの子たちは声のかわいい声優さんがキャスティングされていて、萌え要素は十分。でも、キャラクター的に女性たちはかなり弱かったのは、少し残念なところだったかな。特に、ヒロインは序盤以外に見せ場がなく、主人公最大の危機の時も関わりが弱かったのは残念だったかなぁ。
で、メカだが、主役?はチェインバーなどのマシンキャリバー。
全長10m以下だと思われる超万能ロボで、特定物質に依らないエネルギー源を永続供給でき、カウンターリスクもなく、稼働時間はほぼ無限。重力制御も問題なく行え、武装についても内蔵武器がほぼ無限に使えるというチートすぎる機体。海賊に襲われた船上で、敵のみを識別して、味方と接触している敵を殺害(消去?)できるという、現代の対テロ戦にあったらすごく便利な機能ももっている。
さらに、パイロット支援・啓発IFシステムがあって、万能秘書以上にサポートするだけではなく、言語の翻訳・通訳に冷凍睡眠やら健康診断もやってくれ、さらにチェインバーは主人公レドを説教したりする、というすごすぎるメカである。
が、稼動時に頭頂部上に光のリングが浮いているのが、ビジュアル的に目新しいとこか。
これがただ単に戦闘する道具だけであれば、特にどーということはないが、パイロットの相棒としてアドバイスしたり、主人公の代わりに労働したりするのが、人間以上にキャラとして動いており、これがなかなか作品の魅力のひとつになっていると思う。
もちろん、チェインバーのボイズを担当した杉田智和の演技があればこそ、だが。この人、声はほとんど変えないのに、演技の質だけさまざまな役柄にフィットさせてくるのは、ホントにすごいわ。唯一の弱点といえば、後退し続ける頭頂…(,_'☆\ バキ
ストーリーは、最初の大仕掛な宇宙生物?との戦闘は冒頭だけで、あとは文明が大きく後退し、陸地を失った地球に降下した少年少尉レドが、自分海洋国家ガルガンティアの人間と少しずつ距離を詰めていき、自己の存在と役割に目覚めていくというもの。オーラスは、同型機との決戦だけど、なかなかよかったが、もうひとつ工夫が欲しかったかも。臭くなるかもしれんが、レドとガルガンティアの人たちやピニオンとの連携戦法をもう少し描いてくれても、個人的にはよかったかなぁ~とは思う。
公式サイトのスタッフインタビューでは、構成の虚淵玄が「ターゲットになる19~20代前半くらいの若い人に、社会に出るのは怖くない的なメッセージを込めたかった」とあるように、狙いどおりだけど、彼にしては黒さはほどほどで、比較的万人ウケできるストーリーになっているね。
まぁ先入観でいえば、ハナハルキャラのチラリやポロリがいっぱいで少々の毒がある話かと思っていたら、正当な人間成長ドラマになっていたので、肩透かしを食ったが、まぁこういうストーリーもエエよね。
ただ、惜しむくは真の主役たるチェインバーが、最終回で海の底で眠ってしまったので、続編やらスピンオフが少々やりづらいことか。ガルガンティア以前の宇宙戦争を描いても、そんなに面白く無いしねぇ。
そういえば、BD1巻ではOVAが付属するらしいが、こいつの制作の遅れで、発売日が1か月延期になったらしい。オレ的にはOVAが楽しみだから、いまからでも予約するかなぁ~。できれば、もう少しOVAでいろいろと見たいしね。
今回の公式サイトはかなり充実しててドラマCDが視聴できたり、ショートムービーやスタッフインタビューがあったりと実に楽しい!!
…ブシロードが関連してるクセに、よい作品になってよかったね。三森すずことかのゴリ推しがなかった(徳井と寺崎はいたが)からかな?