私壊れた ≪河口浅間神社≫ | 視 界 良 好

私壊れた ≪河口浅間神社≫


境内に入ってみるまでもなく、

神社の駐車場は満杯で路上まで車が溢れ、

なにやらの騒がしさに気が付いた。


河口浅間神社

山梨県南都留郡富士河口湖町河口1

【祭神】浅間大神


今日は節分

さっき行った浅間大社でも

参拝者に甘酒サービスしてたし。


そっか、そっか~。


節分の御祓いを終えたばかりとみえて

本殿内は人だかり。

そこへ宮司さんが現れ、

とうとつに、ぱらっぱらっと豆を撒いた。


「ありゃ、ありゃ」


思わず一粒拾って、ありがたく食べる。

いつもながら節分の豆は香ばしい。


さて、さてーーーーっと、くるりと

拝殿から振り返ると、

眼下に身長80センチくらいの小動物が群れていた。


とオレンジと緑の帽子を被り

皆、手に手に大きな布袋を下げている。


メガホン持った壇上の人が、

「米寿になった特別の人が撒くんですよ~」ってね、うーん


こいつらに、「米寿」と言ってみたところで、

その「米」という漢字自体、

多分知らないだろーし、

もとより、頭から人の話、聞いてない。


それよりさっさと早く撒けと、

見上げるお顔の、つぶらな目から催促光線?


これからお菓子が撒かれるという

事情は一応理解しているらしい。


まるで池の鯉みたいに、

この小動物たちの

手がいっせいに伸びた・・・


ふ菓子「うまか棒」が宙を飛び???

それを受け止める袋は、頭の上で花開く。しかしー、


撒き手が米寿で、

キャッチャーは小動物という珍妙なバッテリー。


撒かれるお菓子の行方は知れず、

待ち受ける袋の方は「ここに入れるの」と仁王立ち。


ふ菓子は地面におちた。


すると小動物たちは、キャッチを止め、

足元に転がっているふ菓子の

お拾いに作戦を変更。


狭ーいエリアにひしめきながらも、

押し合うことなく腰を屈める。


まわりの大人たちはさらにそこへ

せっせとふ菓子をばらまいていくものだから、

なかなか無くならない。

一人が腰を上げ、私のカメラと視線があう。

私:「いやあ腰痛ですか? 精が出ますな~」 たぶん妄想・・・?


突然ファインダーを覗く目からなぜか涙があふれた。


これから続く未来に、自分の足で大地に立ち、

きっと勇気をもってそれぞれが選択した道を歩んでいくだろう。

時に転んで膝を擦りむくこともある。

仕方が無いことだけれど...


でも、きっと大丈夫だよ。

河口の神様がずっと見守ってくれるさね。


どの子もその大きな袋には、

神様からの贈り物でいっぱいだ。

いいかい、

独り占めしないで、弟・妹にも分けてやれ~


七本杉さんも笑ってる。


みんなホントやさしい。

また泣けてくる。

私、たぶんこわれた。


河口の神様は私にこんなすてきなイベントを

見せてくれた。


最近こういうことが多い。

「永遠のゼロ」や

「かぐや姫の物語」。


男は、ハートチャクラに無関心な生き物。

そこんところの詰りを通してくれてたりして。



千年もの間、見守り続けてくれたことがうれしい。


おっと、

子供に続いて「大人」向けの豆まきもあるらしい。

「大人」だって

あの「色つきの小動物たち」と、いささかも違わない。


みんなで仲良く分け合ってほしいな~