天に描いた放物線の教科書
先日、近日点通過の際に消失したアイソン彗星についての捕捉です。
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崩壊後も一部は生き残ったかのような軌跡を描いたアイソン彗星は、
新規に尾が供給されることなく、結局霧散してしまいました。
フッボール競技場の約5・6倍の大きさという、小さめの核を持つ彗星の
「サングレイザー(Sungrazer)」(太陽をかすめるように通過する彗星の総称)が、
生き残れるかどうかのボーダーラインサンプルになります。
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ところで、アイソン彗星が最接近した時の模様は、
当時テレビニュース等で流れましたが、
これまで太陽光をさえぎる覆いの前後部分、
入り口と出口しか状況を見ることが出来ませんでしたね。
今ではその覆いをギリギリまで小さくした動画が発表されています。
『The Science of ISON at Perihelion』
https://www.youtube.com/watch?v=kcROVqmF9SY&feature=player_embedded
動画の後半部分から
アイソン彗星が近日点通過を通過する、あざやかな軌跡のすべてが確認できます。
" 有終の美"と言って適切かどうかわかりませんが...
とにかく是非見てやってください。
When Comet ISON was first spotted in September 2012, it was relatively
bright for a comet at such a great distance from the sun.
Consequently, many people had high hopes it would provide a beautiful light show
visible in he night sky throughout December 2013.
That potential ended when Comet ISON disrupted during perihelion.
However, the legacy of the comet will go on for years
as scientists analyze the tremendous data set collected during ISON's journey.
<NASA>
※付記
先日12/5、日本国立天文台のすばる望遠鏡が
ラブジョイ彗星(C/2013 R1)の撮影に成功。