清らかな贈り物 | 視 界 良 好

清らかな贈り物


TOEIC 605点ホルダーの閑話

薄暗く深い山奥、

灰色の霧のような空から雨



ポタ...



木の葉を滑って下の

さらに暗い藪の中へ、



ツゥー...


苔は頭にたっぷりしずくを溜めたまま

そのちいさな葉先から・・・


テンテン...



***


突然、ズルズルと頭に湧き上がってきた。

どこから降りてきたのかしらん?


事実、いくつもの命と岩を通り抜けて

そうして、水たちは我が家の「湯船」までやってきた。


― 生かされてる ―




***


震災のとき、

あの被災者の困窮振りに比べれば、

いつもの生活を繰り返している私は、

間違いなく『幸せ者』だと思い込んでいた。


しかし、

何べん繰り返しても

人との比較の中から

『幸せ』は、少しも見つからなかった。


ただ、そう思いこませていただけ。



***


深い森から届いた、

この清らかな贈り物。


うれしいゾっと。



なんか、見~つけちゃったかなぁ・・・



※写真転用元 かぜ通信 http://mmerian.exblog.jp/i29/